『愚か者』
フランス語の古い本をもらいました。
きれいな挿絵がありました。
作者名と背景を調べました。
フランス語がわかる人に読んでもらえるまで
とりあえず「挿絵」から勝手に想像してみました。
もとの物語を知らないので
クレームは、どうかご容赦を………。
【挿絵から見えるモノ】
・麗しい女性が獅子を優しく撫でている。
(言い聞かせるように)
・獅子はその女性を切なそうに見ている。
(愛してるのかもしれない)
・獅子の頭の横にいる男は女を心配そうに見ている。
(女性の父親かもしれない)
・女性のうしろに立っている男は企みがありそう。
・女性のうしろに座ってる男は獅子をまんじりと見ている。
・手前の男は、大きなハサミを持っている。
(不吉な予感、、、)
ねぇ~、あなたが わたしを欲しかったら、
お願いがあるの、
「この国で一番強いわたしに出来ぬことはない」
「なんでも叶えてやろうじゃないか、」
「君を手に入れるためなら。」
このままのお手てだと、
あなたが、わたしを抱きしめるときに、
硬くて尖った爪で、
わたしを傷つけてしまうわ、
「嗚呼、それもそうだな、」
「気がつかなかった、」
「わかった、切ってもらおう」
このままのお口だと
あなたとkissをするときに
あなたの鋭い牙で、
わたしを噛んでしまうわ、
「なるほど、なるほど、」
「それじゃあ、牙も削ろうか?」
こうして、好きな女のために
爪を切り、牙を丸く削った獅子は、
この国で一番、武器をもたない獅子になりました。
「あゝ、頭がくらくらする、」
「病気みたいだ、」
その病気はなんていうの?
「恋だよ。」
17世紀のフランス古典主義を代表する詩人
ジャン=ド=ラ=フォンテーヌ(1621~1695)
によって、書かれた『ラ・フォンテーヌ寓話』は、
イソップ童話とインドの寓話をもとに、
ラ・フォンテーヌが、47歳から30年にわたって
書きつづけた作品集です。
ギュスターヴ=ドレ(1832~1883)が、
その寓話集に挿絵を付けたのはラ・フォンテーヌ
死後200余年を経てからで、
白黒の挿絵しか残さないこともあり、
現在では忘れられがちのドレだが、
19世紀のフランス、イギリスでは
富と名声に輝いた人気画家であった。
らしい、