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私の街はもう無いんですよ。  作者: Butterfly A.
1/2

全編 出発

カラメル街のみんなへ


私の誕生日に街に帰るよ。お土産楽しみにしててね。

バースデープレゼントよろしく!


エラ

「うわっ!なにこれ!」久しぶりに戻ったカラメル街は炎で覆われていた。

「ジャック〜!アロマ〜!ニック〜⁈」

「そんちょ〜!みんな〜!どこにいるの〜!」後ろをむいたら黒い影に襲われていた。

死んだかと思ったら無我夢中に切ってしまったらしい。黒い影はもう居なかった。

そう、カラメル街は名前はカラメルと言って可愛いけれど剣や銃使いになるための街。

普通の人は入ってこれない。なぜならば山の上にあるから・・・。

それに悪い人もいないからこんな風に家事なんて珍しかったしみんながいないのも珍しかった。

(と、とにかく探そう!)

「ニックゥゥゥゥゥゥ⁈」誰かに足首を掴まれた。誰だか確認しようと思って後ろを向いたら

そこにはアロマ、ニック、そしてジャックがいた。

「みんな・・・!」私はパァッと顔を輝かせた。

「ねえ、これはどうなってるの・・・?」

「そんな事は後だ。今からボスのいる城に行くぞ。」ジャックが言った。

「え?あの・・・ジャック・・・?」

「どうしたの?あ、もしかして負けるかと思ってるの⁈大丈夫だよ。エラはこの街1番の剣使いだもん!

5年たったいまでもエラの最高記録、超えた人は1人も居ないんだから!それにこの街1番の

銃使い、ジャックもいるし〜!」アロマは自信満々に答えた。

「そ・・・そうじゃなくて・・・」どうしたんだろう。みんな・・・。

「とりあえず行くぞ!話すのはそれからだ!」ジャックが言った。

「え、えぇぇぇぇぇぇぇぇ〜! 」私は手を掴まれ、走り出した。



向かい途中…


「よし!今から言うぞ!」ニックが言った。

「え⁈今から⁈」無理無理無理。今めっちゃ疲れてんだけど・・・。

「まずね〜・・・。」

「ちょい、聞いてよ。」

「まぁまぁ聞きなよ。なんか普通に過ごしてたら黒い影が襲ってきたんだ。

その影はどうやら人の影を食べるらしくてその影を食べられた人達は怪物になってしまうらしい・・・。」

ジャックが言った。

「じゃあもしかして村長やお母さんに・・・お父さんも?」

「うん・・・。生き残ったのは私達だけだよ。ギリギリだったんだけどね。」

「・・・・・・・じゃあ、なんで火事になってんの?」

「ああ、それはほら、僕らの街は雲に覆われてて月が見えないじゃん。見えるとしても

うっすらだろ。だから火をつけて影を出そうとしたんだと思う。」ジャックが言った。

「さすがジャック。頭いいね・・・」私は苦笑いで彼に言った。

「いやいや、これくらい誰にでもわかるって。誰かさん意外な(笑)」ジャックが笑った。

「ジャック〜〜!」


「おーい。着いたぞ。」ニックが言っている。


そこにはとても大きくて不気味なお城が立っていた。


「・・・なんでお城の位置がわかったの?」私は聞いた。

「え?あーそれは調べたんだよ。まだ火事になる前に、図書館のパソコンで。」3人でギクリとしたが

すぐにジャックが答えた。

「ふぅーん・・・まぁいいや。」


「じゃあ・・・行くぞ!」


後編に続く。Butterfly A.

短編にしようと思ってたのに思ったより長くなり

全編後編に分けました。


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