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 咎人がかつて無いほど非常に多く出たことからこの時代は『咎時代』と呼ばれた。政府が行った身分制度により人々は差別に苦しみ、またある時は飢饉が襲いどうしようもない餓えに苦しんでいた。人とは何かに縋らねば生きていけぬ弱い生き物。そんな中、人々が唯一助けを求め(すが)ることのできる存在が現れた。人々は彼らに自分の人生を捧げ、彼らのことを『神』と呼んだ。

 三十年前、この広大な大陸が一つの国に統一された時、人々はこの上ない喜びを手にしていた。

「これで戦争の無い平和な生活が送れる。」

と、誰もが思っていた。しかし平和な日々などこの国には訪れなかった。国家統一からまもなく政府は国を九つの地区に分けることを宣言した。第一区から第九区に分かれ各区は『神』という名の資格を持つ者が治めていた。そして九人の神を通し政府が国全体を治めていた。しかしそれぞれの神は互いに犬猿の仲であり、常に対立状態にあって、現状九つの国に分かれているようであった。何故なら神たちは常に上の地位を狙っていたからである。同じ『神』という称号を持っていても、第一の神から第九の神まで分かれており数字が小さいほど位は高くなっていく。政府の本部は第一区にあり、一番くらいの高い第一の神が治めることになっていた。同じく第二の神は第二区といったようにそれが第九区まで続く。神たちは平和など望んでもいなかった。全員が思うことはただひとつ。

「自分こそがこの世界の支配者となるのだ。」

ただ一人を除いては。

 『神』というのは現実の神様という訳ではありません。その地区を治める生きている人間の事なのです。本当はかっこ良くて長い名前にしようかななんて思ったりもしたんですが、シンプルに神と表記することによって覚えてもらえるかなと思いこのような名前にしました。どんな人物たちなのかといえば、政府の試験(勿論筆記なんかではないですよ!)に勝ち抜いた昔の大名なんかと思っていただければ結構です。ただ戦国の世とは世界観が多少違うので、

「こんなの昔には絶対無いだろう」

と思うこともあると思います。ですのであまり気にせず読んでいってください。

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