表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚されただと!?  作者: 蓮条寺紫帆
集いし仲間達!?
16/35

衣装替え!?

久しぶりの更新

俺達がリスディアに着いたのは、大会の開始二日前だった。


フェンを元に戻し、二日かけて街へ入ることができたのだった。


「ようやく着いたね~」

「そうですねぇ」

「渚、宿を探そうよ。疲れた」

「てめぇ、お前以上に俺は疲れてんだよ」

「そんなの、自分のせいでしょ」

「んだと?」

「なんだよー?」

「オラ!!」

「うわっ!!何すんのさ!?」

「そういや、お前を殴ってなかったと思ってな」

「僕だけ!?静香さんは!?」

「あいつは女、お前は男」

「差別っ!!」

「うるせぇぇぇ!!」


 ドゴッ!!


「へぶっ!!」

「あー、すっきりした」

「平手であんな音出すとか、ナギやりすぎ……」

「平手で済ましてやったんだ」

「キュー……」

「クロノさんが気絶してますよ!?」

「うーん、これで気絶か。クロノもまだまだだな」

「ナギ……」

「渚さん……」


なんだか、すごい変な目で見られてる気がする。

が、気にしない、気にしない。


「さ、宿を探そう」

「そうね」

「クロノ、起きろ」

「ハッ!!あれ?今さっきまでお花畑にいたのに」

「死にかけてたの!?」


クロノは何とか一命を取り留めたようだった。













































リスディアに着いた日は、宿でそのまま寝た。


そして、大会前日。

俺達は出場登録をしていた。


「個人トーナメントとクラントーナメントがありますが、どちらにしますか?」


受付の女性はそう聞いてきた。


「クランというのは?」

「クラントーナメントは四人から八人で一チームとし、そのチームで戦うというものです」

「どっちかだけしか出れないんだよな?」

「いえ、どちらとも出れますよ」

「そうなのか?」

「はい。明日から三日は個人、その後三日でクラン。

 そして七日目に個人とクランの準決勝、決勝。といった感じなので」


なるほど、一週間かけてするのか。


「じゃあ、どっちにも出ようかな?どうする?」

「僕はいいよ」

「私も大丈夫だよ」

「えっと、私はクランの方だけに参加させてください。個人は自信が無くて」

「わかった。じゃあ」

「わかりました。では、クランの名前を」


クランの名前?


「うーん、フェンリルでいいや」

「渚、もっと考えようよ……」

「他になんかあるか?」

「いや、それでいいんだけど」

「なら、フェンリルで」

「わかりました。フェンリルですね」


こうして俺達は登録を終えたのだった。






































その日の午後、俺達は服屋に来ていた。

オルヴァさんからもらった服を、ずっと着ていたので、血や土埃で汚れてしまっていた。


「試合に出るんだったら、綺麗にしとかなくちゃ」


この静香の一言で、服を新しくするのだった。


「じゃあ、私とユリウスちゃんはこっちの方にいるから」

「わかった。クロノ、行くぞ」

「りょーかい」


そして、俺達は広めの店の中で、二手に分かれたのだった。


「うーん、僕は新しい形の服はいいや。これと似たようなものにしておくよ」


そう言って、クロノは適当に同じような服を買い終えたのだった。


面白くない奴……


「渚、失礼な事考えたでしょ」

「いんや、これっぽっちも考えてない」

「本当は?」

「面白くない奴だと思ってた」

「言っちゃったよ!?」


さて、俺はどうしよう。


「うーん、この服、結構動きやすかったからなぁ」

「じゃあ、一緒の物にするの?」

「いや、上は同じにして、下を変えようかな」

「こんなのは?」


クロノが俺に見せてきたのは、ベージュのジーパンみたいなものだった。


「お、いいかもな」


早速俺は、今上に着ている物と同じ形の服を見つけ、試着室で着替えたのだった。


「へー、結構伸縮すんだな、このズボン」

「渚、このブーツが一緒に置いてあったから持って来たよ」

「ブーツ?」


クロノの手にあるブーツは、履くと膝下まで来るような黒いブーツだった。


「一応履いてみるか」


俺はブーツにズボンの裾を入れ、ブーツを履いた。


「お、軽い」


見た目は動きにくそうだったが、実際には機動力に支障はない。


「これにしよう」

「お、僕結構役に立ったね」

「戦闘でも役に立て」

「役に立ってなかったの、僕!?」

「さーて、買ってこよう」

「ちょっ、答えてよ!!」


しばらくクロノは喚いていたのだった。


俺が服を買って終えたと同時ぐらいに、静香達も買い物を終えたようだ。


「結局今までと同じの買っちゃった」

「私もですね」


皆やっぱり着慣れたものが良いようだった。


フェンは俺達が買い物をしていた間に、広場で遊んでいた子供達と仲良くなっていたのだった。



感想バッチコォォオォオォォォィィィィィィィ!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ