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召喚されただと!?  作者: 蓮条寺紫帆
集いし仲間達!?
12/35

閑話休題!?

ちっと、横道にそれます

閑話休題その一

渚・クロノ


今、渚とクロノの二人は森の中にいる。


「なぁ、クロノ」

「ん?」

「なんで俺達二人なんだ?」

「なんでって言われても、依頼途中ではぐれちゃったんだから、仕方ないよ」

「そうだけどさぁ」

「どうしたの?僕じゃなくて、静香さんがよかったの?」

「いやいや、何言ってんの。んなわけないじゃん」

「とか言いながら、少し赤くなってるよ」

「んなわけない」

「さすがに引っかからないか」

「てめっ、かまけやがったな!!」

「でも図星ではあったんじゃない?」

「まぁ、そうだな」

「意外と素直だね」

「そうか?ただ、あいつの方が付き合い長いからな。いじりやすい」

「いじりやすいって。てか、渚って静香さんの事、好きなの?」

「好き?なんでそうなるんだ?」

「お、おう。予想外の反応」

「意味が分からん」

「ま、いいんだけどね」

「お前はどうなんだよ?」

「へっ!?」

「好きな奴、いんのかよ?」

「い、いや?いないよ?」

「ずばり、ユリウスだろ」

「ええ!?なんで分かるのさ!?」

「いや、適当に……」

「うわ、墓穴掘った」

「へー、ユリウスの事がねぇ」

「な、何さ?その笑みは?」

「ま、頑張れや。あいつは手強いぞ?」

「え?どういう意味?」

「まぁ、いつか分かるさ」

「ちょ、教えてよ!!」

「ハハハハ」


はぐれたというのに、二人の会話は平和そのものだった。











































閑話休題その二

ユリウス・静香・クロノ


すでに夜になったが、宿には渚とフェンはおらず、食堂で三人は夕食をとっていた。


「クロノ君、ナギは?」

「気が付いたらいなくなっていたんで、何してるのか分からないですね」

「フェンちゃんもいないし。もしかして、散歩かな?」

「うーん、散歩ならもう帰って来てるはずだろうし」

「うーん」

「あの」

「ん?なになに?」

「渚さんなら、フェンちゃんに引っ張られて行ってましたよ」

「え?フェンに?」

「フェンちゃん、見かけによらず力強いのね」

「てか、フェンってどんだけ渚に懐いてんだろ?」

「そうよねぇ」

「私達にも、少しは懐いてほしいです……」

「「「はぁ」」」


三人そろって、ため息をつくのだった。

そして、フェン達は日の出と共に帰って来たのだった。






































閑話休題その三

渚・静香


渚と静香は、久しぶりに二人きりで朝から街を回っていたのだった。


「なんか、久しぶりだよね。こうやって二人だけで歩くのって」

「そうだな」

「そうだなって、反応薄いなぁ」

「なんだ?文句あんのか?」

「いえ、まったく、微塵もございません」

「そうか、ならいいんだ」

「……もう」

「なんか言った?」

「いーや、何も言ってませんよーだ」

「あっそ」

「そうですー」

「……」

「……」

「お」

「なに?」

「あれ」

「どれ?」

「あそこにあるリンゴ、うまそうだ。ちょっと行ってくる」

「……マイペースな奴」


『オッチャン、コレ一つくれ』

『あいよ、銅三枚だ』


「はぁ……。あ、あのネックレス可愛いなぁ」


『ほい、三枚』

『よし、持っていきな』


「おぉ、うまっ」

「……」

「ほれ、静香。お前も食ってみな」

「え?」

「ほれほれ」

「ちょっ、押し付けないでよ!!」

「ほれほれほれ」

「わ、わかった!食べるから、押し付けんな!!」

「受け取るなら、最初からそうしろよ」

「うるさいなぁ、もう。……」

「どうだ?うまいだろ?」

「うん、おいしい」

「だろ?」

「うんっ!!」

「よし、んじゃ次行ってみよー!」

「おー!」


それからちょっとして。


「あ、わりぃ、静香。俺ちょっとトイレ行ってくる」

「えー、なにそれー」

「わりぃな。ちょっと待っててくれ」

「早く帰って来てよ?」

「あぁ、わかってる」


そんなことがあったが、二人はそれなりに楽しんでいた。

そして夕方。


「あーあ、楽しかったっ!!」

「そうだなー」

「また、一緒に回れたらいいね」

「あぁ」

「なーんか、反応薄いなぁ」

「そうか?」

「うん、いつもなら『あぁん?』みたいな感じなのに」

「歩き疲れたんだよ、きっと」

「な、ナギでも疲れるんだ」

「当たり前だろ!!俺は人間だ!!」

「アハハ!そりゃそうだ」

「ったく……ほれ」

「え?小物入れ?」

「ちげーよ!!中を見ろ、中を!!」

「中?……これって」

「……」

「私が見てたネックレスじゃん!!」

「……」

「い、いつ買ったの?ってか、見てたの!?」

「あ、あぁ、まぁな」

「それで、い、いつ買ったの?」

「分からねぇか?トイレ行くって言った時だよ」

「じゃ、じゃあ、あれってこれ買いに行く口実だったの?」

「いや、トイレのついでに」

「そこは嘘でも『そうだ』って言おうよ!?」

「いやいや、ホントの事だし」

「あぁもう!!雰囲気台無し!!」

「台無し?」

「もういいよ!!てか、どういう風の吹き回し?」

「いや、前に『女が見ていた物をこっそり買っておき、別れ際に渡す』って聞いたのを、思い出しただけで」

「誰から聞いたの?」

「親父」

「和さんか……」

「で、やってみた。それだけ」

「ふーん。……期待した私がバカだったか」

「なんか言ったか?」

「いーえ、何も」

「それより……気に入ったか?」

「え?あ、うん……」

「そうか」

「うん……」

「顔赤いぞ?風邪か?」

「夕日のせい!!」

「あっそ」

「そうです!!」

「とりあえず、帰ろうぜ」

「……ありがと」

「あ?」

「なんでもないですよー」

「あっそ」

「そうですー」


そして、二人は宿に帰るのだった。




うおぉぉぉぉ!!

甘い話が書けないっ!!


次の閑話休題には、ユリウスとクロノの話を書きたいなぁ、なんて


最後の閑話休題は自己満足ですので、気にしないでくださいw


それでは、感想バッチコォォォォィイ!!

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