新メンバー加入!?
題名の通り、新キャラを登場させまーす
俺達がマスヴィアに着いてから、すでに二週間が経っていた。
俺達の日課は、朝にギルドで依頼を幾つも受け、夕方には全ての依頼を達成。金を受け取る。
そういったサイクルを続け、金は銀貨二枚、銅貨百枚っといった具合にたまってきていた。
そして、ある日の朝。宿の食堂に、俺と静香はいた。
「さて、今日も依頼をこなしますかね」
「そうね。でも、そろそろ次の町に行きたいわ」
「まぁ、それもいつにするか考えておこう」
「あれ、ユリウスちゃんは?」
「フェンと出かけてる」
「あれ?そうなの?」
なんでも、散歩を兼ねてだそうだ。
「そろそろ、帰ってくると思うが」
「あ、ホントだ。噂をすれば、なんとやら」
食堂に入ってくるユリウスが見えた。
俺は手を挙げ、こっちだと合図した。
それに気づいたユリウスは、小走りでこっちに来た。
「おかえり。どうだった?」
「フェンちゃんがあちこち行ったから、少し疲れました」
「がうっ!!」
フェンは気のせいかつやつやして見える。
「よかったな、フェン」
「がうっ!!」
俺が撫でてやると、気持ちよさそうにしている。
「ほっんと、フェンちゃんってナギに懐いているよね」
「そうですねぇ」
「ほれ、飯だ」
「がうっ!!」
「ナギもフェンちゃんの事、気に入っているみたいだし」
「私達にはあそこまで懐いてくれませんし」
そんな、平和なやり取りをしている時だった。
「あの、すいません」
「ん?」
突然見知らぬ少年に声を掛けられた。
「あなた達って、ここ最近で結構な数の依頼をこなした人達ですよね?」
「あんたが思っている奴等かどうかわからんが、確かに依頼は数こなしてきたな」
そう言うと少年は満面の笑みを浮かべた。
「よかった!!間違いなさそうです」
「で、なんで声を掛けてきたんだ?」
「それはですね、僕をあなた達の仲間にして欲しいんです!!」
「はぁ?」
そんなことを言われるとは、まったく思っていなかった。
「ちゃんとした理由があってですね」
「なんだそれは?」
「僕はこの街の生まれの者でして、まだ他の街には行ったことがないんです」
そこで、一つ呼吸をした少年は、再び語りだした。
「それで、今年で十五になったので、これを機にこの街から離れようと思うんです」
「それで?」
「思ったんですが、その、一人だと心細くて」
「で、旅に一緒に行くメンバーを探していたと」
「はい。それで、ギルドに行ったんです。そこで噂されていたのが、あなた達だったんです」
「それで、俺達を探していたと」
「はい」
なるほどなぁ。
そこで、静香が口を挟んだ。
「でも、どうして私達ってわかったの?」
「えっと、それはですね。
ギルドで『赤髪の男と美少女二人に小さな白銀の狼』っていうと噂されていたので」
「び、美少女だなんて……」
静香は何故か照れている。
「で、ユリウスとフェンがここに加わったから、声を掛けてみた、と」
「はい」
なるほど。さっきから感じていた視線ってのは、こいつだったのか。
「まぁ、理由は分かった」
「それじゃあ!!」
「あー、待て待て。俺がリーダーじゃない。リーダーはこっちだ」
そう言って、ユリウスを引っ張り出した。
「えっ!?な、渚さん、何を!?」
「お前がリーダーなんだ。決めてやれ」
「ええっ!?」
「お願いします!!」
「え、えーっと、そのー……」
やっぱり、ユリウスはまだ俺達以外の人と喋るのは苦手のようだな。
まぁ、これも訓練だと思って、がんばれ、ユリウス。
「い、いいんですか?私達で?」
「あなた達がいいんです!!」
「えっと、なら、いいですよ。だ、大歓迎です、よ?」
ユリウスがそう言うと、少年は満面の笑みで、ユリウスの手を握った。
「ふぇっ!?」
「ありがとうございます!!」
「い、いえ……」
「それで、少年?名前は?」
「はっ!!そうでした、僕はクロノ・ノワールです!!」
「クロノね。俺は阿良木渚。渚でいいぜ。で、こっちがフェンな」
「がうっ!!」
「私は神崎静香よ。静香でいいわ」
「わ、私は、ユリウス・ラファイエです。ゆ、ユリウスでいいですよ」
「よろしくお願いします!!」
こうして、新たなメンバーが加入したのだった。
さぁ、新メンバーの設定を書きますよ
クロノ・ノワール
年齢/15
性別/♂
身長/172
特徴/青髪[短髪]
服装/某ネトゲのラ〇ジエと同じ
戦闘スタイル/二丁拳銃[SIG SAUER P226]
マグナム[COLT PYTHON 357 MAGNUM]
スナイパーライフル[Snayperskaya Vintovka Dragunova]
銃撃戦を得意とし、さらに近接では体術と二丁のP226を用いて戦う。
一人称は「僕」であり、誰にでも非常に腰が低い。
実力は非常に高いが、自信を持っていない。
ユリウスが少し気になっている。が、なかなか話しかけれない。
静香曰く「ユリウスに次ぐ、イジリがいのある少年」だそうだ。
普段は腰にP226を、後ろ側にCOLTさし、Dragunovaを背中に斜め掛けしている。
って感じです。
うーん銃が多いなw
さて、感想バッチコォォォォィィイイ!!