*作中補足『忍び寄る影』
【本文より抜粋】
彼女の名はーー『リュミエール・マヌカン・ネルル』。
表向きはマヌカン伯爵家の次女として社交界に出入りする、上流貴族の女性。
漆黒のドレスに包まれた肢体は、見る者すべての視線を絡め取る。
(*ドルサードのイラスト)
頭頂からのぞく角を隠すことなく、彼女は堂々と、艶やかな唇を舌で舐める。
「ふふ……天界の神々には、地上の美酒の味など、わからないでしょうね……」
*
「くくく……魔族がいつか、世界を変える……」
アザック準男爵のその言葉に、『ドルサード』は笑みを溢す。
【作中補足】
*『アドリア公国』ーー立憲君主制。ズードリア大陸北西に位置し、人間種族が治める国。
*爵位を持つ高位な貴族が、君主より領土を与えられている。
*カルテットーー四重奏または四重唱。文中では第1バイオリン、第2バイオリン、ヴィオラ、チェロの4つの楽器による合奏。
*爵位ーー公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵といった、地位と力を表す5段階の貴族制度。
*イイダル・コス・ハルツーム卿=辺境伯(子爵)
*マヌカン伯爵ーー国の中心地を治める貴族。
*アザック準男爵ーーイイダル・コス・ハルツームの部下。
辺境領土の要である4つの砦のひとつを警護する騎士団長のひとり。
*魔族四天王ーー四方を守る高位魔族、
堕落した4柱の神々を指し、魔王を守護する。
勇や魔力に優れた4人を指す。
*北の『ドルサード』ーー
かつて神々の一柱「女神ネルル」の血を引く娘として生まれながら、
堕落し、魔の力に染まった存在。
『太古の大戦』にて封印されたものの、
魔王ガーランド三世の呼び声に応じ、ふたたび地上に姿を現す。
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