◆『妄想図鑑』◆No.016:橙空魔帆(トウクウマハン)
ーー「見ろよ旦那、空が丸ごと橙に染まっちまったぜ」
俺が目を瞬かせた瞬間、空に浮かぶ気球が歪み、
隣を漂う帆船に“眼”と“口”が浮かび上がった。
……これが俺の妄想か。
いや、『鼓動』、説明してくれ。
「旦那ぁ、こいつぁヤバいですよ。ブラとパンティが魔獣化したようなもんで……」
……うるせぇ。お前が言うな。
■ No.016:橙空魔帆
■ 種族分類
幻影魔獣(妄想派生/艶想系)
■ 出現地
黄昏の空域、アカリの胸元、腰回り。
■ ランク
S級妄想幻獣
■ 発動契機
アカリの肌着を“凝視”した時、無意識に空へ投影される。
■ 外見特徴
巨大な橙色の気球が「眼」となり、夜空を睨み返す。
帆船は艶やかに曲線を描き、口を大きく開けて笑う。
船体の布は光を透かし、まるで薄絹の衣を翻すかのように揺れる。
航跡は甘い柑橘の香りを漂わせ、嗅いだ瞬間に思考が鈍る。
(*ゴクトーの妄想由来、気球型&帆船型魔物)
■ 内面・キャラ性
気球は「母性」を、帆船は「享楽」を司る妄想の二重奏。
目を合わせると「旦那ぁ〜♪」と船体が囁き、視線を逸らせなくなる。
戦闘意志よりも誘惑・遊戯の性質が強い。
■ スキル一覧
【橙色の誘惑】
視界全体を暖色に染め、敵の攻撃性を低下させる。
【布帆の抱擁】
船の帆が伸び、対象をやわらかく包み込み拘束。
【気球眼光】
気球の「眼」から橙光を発射し、精神を麻痺させる。
【艶航海】
戦場全体を幻想空域に変え、敵味方問わず理性を削る。
■ 神代魔法との関連
■ 術式断片
【朱橙昇華陣】
妄想が「衣服」から「天空構造物」へ拡大進化するサイン。
■ 備考
鼓動曰く「旦那、あっしの寿命が縮みますって!」
その存在は、妄想界における“空と海の融合”を象徴するとされる。
視覚的衝撃度は 図鑑No.01「赤絹・シタギ」に匹敵する。
■ 図鑑メモ
「……アカリの肌着が、あんな化け物になるなんて誰が想像した?」
ーーゴクトー(妄想から現実へ侵食されかけた時のつぶやき)
図鑑の頁を閉じると、まだ鼻の奥に柑橘のすっぱい香りが残っていた。
……いや、違う。これは妄想の残滓だ。
そう言い聞かせても、橙色の月を見上げるたびに、
気球と帆船がゆらゆらと微笑んでいる気がしてならなかったーー。
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