第二話・仕事
突然異世界に飛ばされ一週間、この世界の情報が少しだけ手に入った
しかし俺は所持金を増やす方法を探さなければならなくなってしまったのだ……
しかし常に剣を持ち歩いてる奴を働かせてくれるとこが中々見つからない……
俺はこの鉛のように重くなった足を動かして行く
今日の寝床を探していると何やら人だかりができている
「有名人でもいんのか?」ってほど
俺は人だかりの中心の方へ向かう
それは掲示板と呼ぶべきものであった
その掲示板には町の人からの依頼らしきものが貼ってある
子供の世話や畑仕事の手伝い、などなど……
適当に一つ受けてみることにしよう
あれからいくつの依頼に応募したか……
全てこの剣を理由に断られてしまった
もう日が沈む頃になってしまった
最後に一つだけ応募しよう……
俺が最後に目についたのは……
〈畑を荒らすゴブリンを15体討伐依頼〉
やっと依頼を受けることができた……
討伐してくれるなら誰でも良かったらしい……
この依頼は深夜、依頼主が就寝後にやって来るらしい
物陰に隠れて畑を数時間監視
正直2時間も深夜の畑を見続けるのはしんどい
俺がウトウトしていると畑から物音がして目が冷めた
ゴブリンが畑の作物を掘り起こしていた
俺はこの世界に来てずっと持っていたが、初めて鞘から剣を抜いた
剣を持つ手が震える
ゴブリンが俺の存在に気づいたようで視線がこちらに向く
それに気づき他のゴブリンの視線もこちらに向く
ゴブリン達は一斉に飛びかかってくる
俺は恐怖で動けなくなった
と思ったら何かに飲み込まれるように
俺の途端意識は遠のいた……
まずは最後まで読んでくださりありがとうございます
今までの書き方に戻しました
今後も書き方は試行錯誤しながらやりたいと思います
では次回