カードゲーマー遊気~少年はVRMMOカードゲームで遊ぶ~
VRMMO空間、北里遊気と天上院姫はそこに居た。
「遊気、遊ぼうなのじゃ」
「いいぜ、どんなの?」
「これじゃ」
手には、〈エレメンタルマスター〉というカードゲームを置いた。
まだ試作品じゃがな、かなり練り込まれたと思う。
言って、意気揚々と盤上へと向かう。
「ま、何でもいいさ。試運転なら七転び八起きさ! ルールは?」
遊気の七転び八起きはいつもの口癖だ。
「ここでは、決闘の事を判決と呼ぶ」
前知識が遊○王だった。
「で、これが盤上じゃ」
盤上には。
上段、キャラ1・2・3とあり、ログアウト。
下段、多層・方位・時空間とありデッキ。と書いてあった。
「ずいぶんシンプルだな」
「まあ読切でやるにはこんなもんだろ、あと考えうる限り複雑だけどシンプルにした」
「次にカードの内容じゃ」
上から、カード名、イラスト、チーム名、属性、パワー、そして効果テキストだ。
「なるほどなあ~、んで、どうしてこんな形でやりたくなったんだ?」
「まあオリジナルカードゲームなんて、知名度0じゃし、やってみないと何もわからないからじゃな」
「ほうほうなるほど、んで? バトルするのか? 長くなるぞ?」
「そうなんじゃよなぁ~、まともにやると、絶対に長くなる。今回はセットアップ? チュートリアル的な感じでここまでにしておくのじゃ」
無難である、頭を使うカードゲームは、まず速効性に欠けるのはどうしても否めないことは、これで十分に解った。
加えて、遊ぶタイミングもかなり限定されるし、カードテキストを読ませるタイミングも何となく掴めた。
「何となく」ぼやけた視線が、「ようやく」形になったと言った風だろう……。
「カードと言ったら美麗イラストと重厚なテキスト内容だよな?」
それはまあ、憧れとしてはそうだろう。
「表面上はな、でもエンジョイプレイヤー咲みたいに、マシンガン投稿は出来なさそうだぞ?」
「それオブそれじゃな、ま~週1投稿が目標になるのかな? 週刊連載。 WEB小説だと」
メタメタだが、ラノベにしては挿絵がなさすぎるし、漫画にしては工数が足らなすぎるし。個人投稿だし。
WEB小説としてはこれが最適回答だろう……。
「うん、今回はこれで良いよ。ありがとう」
「説明を聞いただけだがな」
それでも、相手方が居るとは良いことだと思いながら、この話はお開きとなった。
サブゲームマスター 天上院咲
【放課後クラブ/光】2000
効果、なし。




