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The train stories

アーク・ディスチャージ

作者: 塩濆け幾等

止まることのできない道

止まればこの糸は切れてしまう

その道を素早く爆ぜる

一瞬の光と響き渡る轟音

たとえそれが分岐したり

ほんの少しの間で消えてしまったり

他の道へと乗り継いだとしても


永遠に放たれている

未来が思いが

不安や焦燥や恐怖が

一刹那の光となって燃えゆく


永遠に沈んでいた

未来が思いが

希望や努力や喜びが

一刹那の光となって

各々の心に放たれ

襲い来る混沌の波を引き裂く


その闇に灯る

小さな電轟は

ただ美しく儚く

行くべき道を指し示してくれた気がした

アーク放電って、見たことありますか?

特定の区間の電車の架線を一瞬だけバチバチっと音を立てて光る現象です。

良いものでも悪いものでもありませんが、夜に見ると綺麗ですよ。

でも、もしそのバチバチ区間で電車が停まってしまうと、架線が切れてしまうことがあるのです。


取り扱い注意ってことですかね。何事も人生も。

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