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囚人から始まる裏ギルド生活  作者: ネムレス
二章ーガタル皇国編
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封印解除

全て書き終わったら教会編で分けようと思います。


大神殿の中心部分にある直径500Mはあるであろう円形の石畳のところに神官たちが集まる。ツカサを中心に置き少し離れたところで囲むように十二使徒が立つ。そして周りには実力順にパンテオンや異端審問官の者達が配置されていく。そして神官の配置が済んだところで教皇の号令がかかる。


「準備はいいか!?お前たち!」

「「「「「はっ!」」」」」


神官たちはマリアの呼びかけに一斉に応じる。教皇は更に続けてこう言う。


「知らない者もいるかもしれないがここに封印されているのは大悪魔ルシファーである!封印が解かれた際どのような被害がもたらされるかは正直言って想像がつかない。故に今回はわらわと十二使徒全員の力で大天使ミカエルを完全顕現させる!」


それを聞いた神官たちは大天使ミカエルが顕現することに興奮を覚えると同時にそれほどの事態だということを完全に理解する。


「残りの者は各々聖域の構築及び強化に取り掛かってもらう!大天使ミカエルの力を底上げするのだ!臆することはない!地の利は我らにある!」


マリアの激が飛び神官たちの士気は更に上がっていく。そして神官たちは着々と準備を整えていく。


「「「「「כידגלעוזכלגדןרמשג!」」」」」


(何言っているか分からないや。)


ツカサには神官たちが何を唱えているかは分からなかった。それもそのはずこの詠唱は聖職者にしか使えないものである。ただ尋常でない魔力の総量によって何かが為されていることは理解する。そして更に協力な魔力が十二使徒とマリア個々人から発せられていることに気付く。


(これは…とてつもない。魔力…)


「「「「「我らの信仰の下にその姿を現し給え。悪に打ち勝つ力、平安、安寧を我らに与え給え。今ここに我らの呼びかけに応じ給え。顕現せよ!大天使ミカエル!」」」」」


召喚の詠唱が完成すると魔法陣から天使のような姿の者が現れる。


「久しいな。マリア。それに十二使徒の者達。其方たちで我を完全召喚するとは余程の相手か?」

「お久しぶりです。マリア様。此度は兄上様の封印を解くことに致しました。」

「何!?」


マリアがミカエルにそう伝えるとミカエルは驚いた表情を浮かべる。マリアは事細かく状況を説明していく。封印が解かれそうなこと、悪魔を宿せる少年を見つけたこと、そしてその少年から悪魔ルシファーを祓うこと。


「おや?そなた前に我と会ったことがあるか?」

「はい。エルフの森で…」

「思い出したぞ。奇妙な縁だな。なに、心配することはない。悪魔ルシファーに憑かれた場合でも我が何とかしてやる。」

「あ、ありがとうございます。」


この世の存在ではない高次元の存在に声をかけられテンパるツカサ君であった。周りでそれを見ていた者達は信じられないといった顔でツカサを見る。神官でもない者に大天使に声をかけてもらうことなど本来あり得ないことだからである。


「大天使ミカエル様。準備はよろしいですか?」


マリアはミカエルに準備は整ったか尋ねる。ミカエルは問題ない旨を伝える。それを受けてマリアは合図を出す。


「はっ!ペロド!」

「了解致しました。」


マリアの命令を受けて十二使徒の今代のペロドが詠唱を開始する。


「אוטןע'יגכדחעדלצמסה」


ペロドが詠唱を完成させる。すると石畳が揺らぎだし魔法陣が浮かび上がりそれがパリンという音と共に魔法陣が壊れ何かが現れる。


「久しぶりだな。ミカエル。」


ルシファーが現界するのであった‥‥



早いものでもう十二月ですね。今年ももうすぐ終わりです。皆さん残りの時間是非楽しみながら過ごしてくださいね。

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