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囚人から始まる裏ギルド生活  作者: ネムレス
二章ーガタル皇国編
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賭博師ツカサ

思いついたので書きました。


「なるほどのぅ。」


受付嬢から事情を聞いた老ディーラーは全てを理解したようでツカサのところへやってくる。


「この度はうちの若いもんが粗相を働いたみたいで悪かった。勝った分のチップはしっかり渡すから安心していいぞぃ。」

「ありがとうございます。」


ツカサはよく分からなかったが取り敢えず問題がなかったみたいで安心する。


「坊や。坊やが最初に持ってきたチップで儂と勝負せんか?」

「自分は大丈夫ですよ。」

「ではテーブルを移そう。」


そうして老ディーラーとツカサはテーブルを移動する。移動したのは最奥に位置するテーブルであった。


「これは本当にとんでもないことになってきやがった。あの伝説のディーラーでもあるイーゴリが直々に相手するなんていつぶりだ?」

「昔ドロフェイとの一騎打ちを最後にディーラーは辞めたと聞いていたが…」


賭博師たちは自分たちのゲームを早々に終わらせディーラー共々ツカサとイーゴリの一騎打ちを観戦する。

ツカサとイーゴリが向かい合うとその場はさらに盛り上がりを見せる。


「坊や。何かトランプでお好みのゲームはあるかのぅ?」

「ブラックジャックぐらいしか知らないです…」

「分かった。ブラックジャックで勝負じゃ。ただ一対一じゃからこういうのはどうじゃ?1本先取。双方バーストはドロー。1DECKのみの使用でシャッフルはしないというのは。」

「面白そうですね。わかりました。」

「怖くはないのか?普通のブラックジャックではないのだぞ?」

「むしろ楽しそうっていう思いの方が強いですかね。新しい遊びを初めてするあの感覚ですよ。」


それを聞いたイーゴリは声を出して笑う。


「忘れておった。久しぶりの感覚じゃ…お主名を何という?」

「ツカサです。」

「賭博師ツカサ…本気でいかせてもらおう。」


イーゴリの纏う雰囲気が変わる。


(さっきの人とは雰囲気が全然違う…)


ギャラりー達も本気のイーゴリが見れるとざわつきだす。そしてイーゴリがシャッフルを終えたツカサにもシャッフルするように言いツカサがシャッフルをし終えたところでゲームが始まる。


最初のカード2枚がそれぞれ配られる。両者とも片方を表向きにする。イーゴリはダイヤのA、ツカサはハートのAであった。そしてツカサは自分の手を確認するとこう告げた。


「STAND」


イーゴリも間髪入れず口を開く。


「STAND」


周りの者達は初っ端からAとSTANDの応酬で大いに盛り上がる。


「初めからナチュラルか!」

「とんでもない試合だ…」


そして二枚目のカードが露わになる。ツカサはスペードのキング、イーゴリはクラブのジャックであった。しかし二人の表情は変わらない。それはさも当然のことであったかのように進行する。続けてカードが配られる。ツカサのカードはスペードの2、イーゴリのカードはクラブの5であった。


「HIT」

「HIT」


お互いカードを引きそれぞれ更にカードを引く。


「HIT]

「HIT」


ツカサはダイヤの8スペードここでバースト。観衆は息をのむ。続くイーゴリはクラブの7バーストである。


双方バーストなのでこの試合はドロー。観衆からは息を吐く声が聞こえる。


「途中で止めていればお主の勝ちであったぞ。」

「それでは面白くないと思ったので。」

「ますます楽しくなってきたわい。」


そこからもドローが続き決着がつかないゲームが続いた。


「次が枚数的にも最後の試合になりそうじゃな。」

「そうですね。次で終わりですね。」


そうしてカードが配られる。両者ともに表のカードはツカサがスペードのジャック、そしてイーゴリがハートのクイーンであった。そしてツカサはこう告げた。


「STAND」


観衆はざわめきだす。全てを察したイーゴリはこう告げた。


「サレンダー。」


それを聞いた会場のボルテージは一気に最高潮に達する。そして伏せられたカードが表になる。それはスペードのAであった。


「「「「「Foooooo!」」」」」

「やりやがった!あのイーゴリに勝ちやがった!」

「何者だ!?あの子供!」

「そんな…イーゴリさんが負けるなんて…」


ディーラーたちは悲観的な表情を浮かべる。


「完敗じゃ。」

「楽しかったです。ありがとうございました。」

「金貨は連れに渡しておいた。それとこれを渡しておこうかの。」

「これは?」

「永久会員カードじゃ。賭け金無しでいつでも遊びに来ていいからのぅ。」

「本当ですか!?」

「あぁ誰にも文句は言わせん。」

「ありがとうございます!」


《永久VIP会員カードを手に入れました。》


(これで色々遊べることになったってことだよね?)


それだけではないのだが…まぁ今はよしとしよう。


ツカサは大切なものインベントリに閉まう。


「派手にやったわね。」

「ありがとうございます!楽しかったです。」

「褒めてないのだけれどね。行きましょうか。」

「了解です。」


熱狂が冷めないなか二人は賭博場を後にするのであった。


その後ちょくちょく遊びにVIPルームに来る少年がいたといなかったとか…


ブラックジャックは面白いですね。次点でポーカーですかね。単純に楽しむならスピードや大富豪もいいものです。それではまた次回です。トランプアプリで遊んできます。

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