森人ツカサ
欲望に忠実に書いてみました。
次の日ツカサとアリエルはクレタの街を後にして周りに点在する集落を訪れることにした。街を出て馬で進むこと数十分。ガタール村というところに着いた。屋敷を去る際にフェンガリから貰った証書のようなものを見張りをしていた者に見せると村に入る許可が降りて無事に村に入れた。村長のところに挨拶に行きコメ料理を御馳走になるのであった。
実はツカサ君…祖父母が山の麓で暮らしていることもありよく夏休みは祖父母のところを訪れるため自然には詳しかったりする。
「栗ご飯が食べれるなんて…」
「クリゴハン?」
「ツカサ殿はクリもご存知でしたか。これはクリと言いまして剥くのは大変なのですがコメと一緒に炊いて食べると美味しいのです。アリエル殿もどうぞ。」
「ありがとうございます。」
アリエルは少し警戒したものの口に運ぶと目を輝かせてツカサ以上のスピードで食べていく。
「美味しい。初めての味です。」
「それは良かったです。クリは美味しいんですが少し処理が大変でしてね。」
アリエルがどういうことか聞くと村長は席を外し暫くして片手に何かを持ったまま戻ってきた。
「それは?」
「これはクリです。この中に身が入っていて鬼皮という部分を剥いて食べるのですがこれが中々に手間がかかり大変で行商人も商品として扱ってくれないのです。」
「そうなのですか…」
少し重たい空気が流れたところにツカサの「美味しかったー」という声が響き渡る。村長とアリエルはそんなツカサを見て笑うのであった。ツカサは食べるのに夢中で全く話を聞いてなかったのかどうしたのかとアリエルに聞くとアリエルが村長と話していた内容を説明する。
「ふむふむ。それならいい方法がありますよ。」
「誠ですか!?」
村長はツカサのさらっとした物言いに驚いた表情を浮かべる。
「はい。水につけて虫を追い出した後に沸騰したお湯に栗をつけてその後冷凍するんです。そうすると味も落ちないですし保存もできますよ。」
「そんな方法が…」
村長はツカサから教わった方法を早速試してみる。冷凍は生活魔法を使って行うのであった。
「フリーズ。」
自然解凍させてナイフで皮を剥いていく。
「これは…」
今までにない速度で鬼皮が剥けたことに驚きを隠せない村長。早速村の者達を集めて実践してみせる。
「おぉー。」
「これはすげぇ。」
「こんな調理法があったなんて。」
「これなら売り物として扱ってくれるんじゃない?」
村の者達は村長に礼を言おうとするが村長は村人たちにツカサを紹介し調理法を教えてくれたことを説明する。村人たちはツカサに感謝する。ツカサは謙遜しながらも更に栗についての知識を伝えていく。木材としても優秀なので木材としての価値もあるということそしてイガの部分は炭にすると消臭効果があるものを作れるといったことを伝える。村人たちは自分たちが知らない知識を教えてくれたことに感謝してツカサに森の案内をする。そこでツカサはあるものを見つける。
「これは…」
一見するとただの木であった。しかしツカサにはそれがとんでもない価値だと分かった。
ツカサ君が見つけた木とは一体…
栗ご飯が食べたい…自分でつくるか…栗ご飯食べるためだけにお店いくのっも気が引けるのでwチェーン店のメニューに栗ご飯ありましたかね…?調べても出てこなかったから無いとは思うんですけども…




