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囚人から始まる裏ギルド生活  作者: ネムレス
二章ーガタル皇国編
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本物と勘違いと不運

早速関わっちゃいけない人たちと出会います。ツカサ君の戦闘は基本的に戦闘術スキルによるものです。


「いやぁ…これは…」


ツカサは目の前で起こった事態をなんとか誤魔化そうとするが…


「捕らえよ!」


神官の声に反応して騎士たちが一斉にツカサに迫る。


「ですよねー。」


ツカサは煙玉を取り出し地面に叩きつけ煙幕を張ると同時に装備を付け替える。そして一目散に逃げるのであった。そして逃げる際アリエルの方に一瞬顔を向けこう告げた。


「アリエルさん!例の場所で会いましょう!僕には構わず向かってください。」

「了解よ。」


アリエルはツカサの配慮に感謝しつつ合流地点へと向かう。


「あの黒装束…間違いない!S級指名手配犯だ!」


騎士たちはツカサの姿を確認して国際的に指名手配されているのを思い出す。そしてそこからは遠慮なく攻撃魔法群がツカサを襲う。ツカサは分身を作り出しそれを使って攻撃を躱していく。しかし前方から騎士に回り込まれてしまい路地に逃げ込むがそこは行き止まりであった。


(どうしよう…)


ツカサが思い悩んでいると突然壁が動き中から少女が出てくる。少女は暫くこちらを見ていたかと思うとツカサに声をかける。


「入って。」


その言葉を受けてツカサは急いで隠し扉の中に入るのであった。


「ついてきて。」


少女の後についていくと大きな部屋に出る。そこには少女のほかに二人の男がいた。


「ソフィア。その少年はどこの誰だ?」

「外にいた。」


男がソフィアと呼ばれた少女に尋ねたかと思うと次の瞬間ツカサはその場から大きく後ろに下がる。ツカサがいた場所の地面は大きく陥没していた。そしてツカサに次々と拳が迫りくる。ツカサは闘気を見て難なく躱していく。右から迫る裏蹴りも腕で受けそこからそのガードの腕を狙った関節技も脱力することで回避する。そして男が攻撃の手を止める。


「やるな。少年。君かもしかして日本人か?」


目の前の男に突然尋ねられてツカサは困惑する。


「いやなに。日本のスタート地点は東方の島国『ヤマト』からだと聞いていたのでな。」

「あのどういうことですか?」


ツカサは言っている意味が分からないといった様子を浮かべる。


「ん?君は日本のものだろう?」

「はい。日本人です。」

「スタート地点の話は聞いてないのか?」


ツカサは相変わらず意味が分からない様子で首を傾げる。その様子を見た男も首を傾げる。そこに座っていた立ち上がり近づいてくる。


「どうしたんだ?ニコライ。やらねぇのか?」

「聞いてなかったのか?イヴァン。この少年は日本の特殊部隊だ。ここで問題を起こせば面倒なことになる。」

「へぇ。このガキがねぇ。まぁ確かに気配は只者じゃねぇな。だけどこのまま帰したらこの拠点のことを報告するかもしれねぇぜ。」

「それは問題ない。拠点は変える。少年名は何という?」

「えーっとツカサです。」


ツカサは反射的に名前を答えるが混乱の極みに達していた。


(僕が特殊部隊…?一体どういうこと?何かのイベント…?)


「そうかツカサ。私はニコライという。同じ特殊部隊の身だ。このことはお互いにここだけのことにしよう。それで大丈夫だな?」

「はい。分かりました。」


ツカサはそこで一定の理解に達する。


(あっ。この人たち…何か関わっちゃいけない人たちだ。)


気付いた時にはもう手遅れだったね。ツカサ君。


「出口はそっちの通路を進んだ先だ。今度会う時は本当の敵同士だ。願わくば君とは戦いたくないものだがな。」

「ははは。僕もです…」


ツカサは乾いた笑みしか浮かべることが出来なかった。ふとツカサはあることが気になり尋ねる。


「もしかしてこの街の辺境伯殺害の犯人って貴方たちですか…?」

「いや違うぞ。私たちではない。」


おっ。もしかして案外いい人たち…?


「辺境伯の部下を唆しただけだぜ。やったのはそいつだ。」


とんでもない輩たちであった。


「そ、そうでしたか。」


ツカサはとんでもないことになったと思いつつその場を後にするのであった。そして出口であろう扉を開けると通りを挟んで反対側には教会が建っていた。そして周りには当然神官と騎士に聖騎士までもが立っていた。暫し見つめ合う両陣営。そこから鬼ごっこが再開されたのであった。


(なんでこうなるの!?)


ツカサは自分の不運を呪うのであった。























ハイキューのアニメ北信介君が漸く出てきましたね。一番好きなキャラです。あんなんカッコよすぎて惚れてまうw

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