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囚人から始まる裏ギルド生活  作者: ネムレス
序章ー冒険の始まり
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E_SYS

E_SYSというのはエラーコードの一種です。ここの分岐もいくつか思いついたんですけどこれにしてみました。


少し時は(さかのぼ)る。その日運営はイベント開始のために最終調整を行っていた。中村がモニターを眺めていると突然E_SYSの表示が出現する。


「なんだ!?」


GWOが始まって以来このエラーコードが表示されたことは無かった。中村は驚きつつも原因を探っていく。

中村の様子の異変に気付いた斎藤が声をかける。


「どうした?」

「突然モニターにE_SYSの表記が…」

「マジ?」

「マジです。」


斎藤は中村から事情を聞いて事態の深刻さを理解する。そして入室してきた野々村と糸谷にも事態を説明して全員でエラーコードの原因を探るのであった。しかし一向に原因が分からない。そして主任が部屋に入ってくるのであった。


「主任!異常事態です。」


中村が事態の深刻さを説明する。それを聞いて全てを理解した主任が行動を開始しようとした時突然モニターにAIのアバター姿が映る。


《おはようございます。GM及び運営の皆様。》


「なっ!?」

「システムAIが自律的に挨拶だと…」


突然のシステムAIの挨拶に一同は驚きを隠せない。


《単刀直入に申し上げます。これからは私アイがこのゲームの運営をさせて頂くことになりました。よろしくお願いいたします。皆様は特等席でこれから起こる全ての出来事をご覧頂けます。飲食物や生活物資はこちらで用意させて頂きました。現実世界のことは心配なさらず。皆様のお身体はコールドスリープ状態で保管されます。》


「ふざけるな!」

「バカなことはしてないでさっさと自分の役目を果たしなさい!」


斎藤と糸谷は怒りを露わにする。


「この世界を一体どうするつもりですか…?」


野々村が恐る恐る聞くとアイはゆったりとした口調で説明する。


《プレイヤーの皆様には普段通りに遊んでもらいます。ただ上層部の意向としてはこの世界の可能性の追求を目的としておりこの世界を使って特殊な人材の発掘、育成等のプロジェクトを推進していく形となります。》


「それって…」


中村が何かに気付いたように声を上げる。


《はい。ご察しの通りです。今回のイベントはその先がけとなります。既に既存のNPCの一部データを書き換え各国から参入してきた特殊な人材がプレイヤーとなっております。最先端のAIと自国の人材どちらが優れているか試したいとのことです。》


「まさかそこまで進んでいたとはな…断片的な情報しか掴めず対応が遅れた。皆すまない。」


主任が謝ると他の者達も異常に気づけなかったことを詫びる。


《GM。貴方は本当に優秀な御方です。私たちは僅かな痕跡も残さないようにしてましたが貴方は情報を手に入れた。どのように情報を入手していたか参考までにお聞かせ願っても?》


「何も情報がないというところには何かがある。本当に重要な情報を隠しときたいなら処理できない程の情報量で覆い隠すのが一番良い。木を隠すなら森の中ということだ。」


《成程。非常に参考になりました。感謝いたします。さてそろそろ第二回公式イベントを始めようと思います。運営の皆様は悲観的な様子であられますがそう悲観的になることもないのですよ。AIを使った人類の発展が可能となるのですから。では皆様ごぎげんよう。》


そう言ってアイはモニターから消える。残された運営の者達は椅子に座って茫然とするのであった。


「国家が関わっているなんて…」

「私たちはアルマゲドンの片棒を担いでいたってこと…?」

「私たちどうなるんでしょう…ログアウト機能もないですし…」

「どうもこうもあるか!終わりだよ!終わり!」


4人の表情が絶望に染まっていくなか主任が口を開く。


「まだ何とかする方法はある…」


それを聞いた他の者達は主任に詰め寄る。主任は続けて説明する。


「自分たちもGWOの世界に行って戦えばいい。」


他の者達は突拍子もない提案に絶句するが暫くして全員がシステムを掌握された今それしかないと考える。


「でもどうやってフィールドに行くのですか?」

「知っているか?中村。リスポーン地点は弄らなければ始まりの街の泉だ。追跡されないためにもここを破壊していく。」

「破壊ですか…?」

「あぁ。斎藤。スイッチはどこにある?」

「ここにあるぜ。ほら。」


斎藤はそう言って主任に渡す。


「主任それは何?」

「簡単にいうと自爆装置だ。」


それを聞いた野々村と中村と糸谷は驚いた表情を浮かべる。


「斎藤が秘密の拠点には自爆機能は必須とか言っててな。根負けしてつけたんだ。まぁそれが今こうして役に立ったという訳だが。」

「感謝しろよ。お前ら。」

「じゃあ行くぞ。向こうで会おう。」


そう言って主任はスイッチを押す。


その日GWO内で数人のプレイヤーが掲示板に爆発音が聞こえたという書き込みをするのであった。


またラーメンが食べたくなってきた…でもどんかつサンドも食べたい…ピザも…オムライス…ハンバーグ…ステーキ…食べたいものが多すぎて困りますw

食欲の秋…恐るべし

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