英雄祭
食べたいものや今しがた聞きたくなった曲等を入れて書いてみました。
その夜ツカサがインするとそこにはアリエルがいた。
「起きたのね。良かったわ。これから丁度お祭りが始まるところなの。」
「え?そうなんですか?」
「大きな戦いの後は決まって皆んなで祭りをすることになっているのよ。」
「成程。」
「ついてきて。」
ツカサはアリエルについていくと宴会場の広場に着くのであった。
「ツカサは長老たちのところに行って。」
ツカサは言われた通りに長老たちのところに行くと長老が全員にツカサの紹介をするのであった。
「皆の者!此度の死霊王ノーランド撃退の立役者でもあり我らが同胞アリエルを救ったツカサ殿じゃ!」
「「「「「おぉ!!」」」」」
長老がそう言うと周りのエルフたちはツカサに目を向けそれぞれが感謝の言葉を口にする。ツカサはいつの間にか英雄視されていたことに驚きつつもそれに一通り応えたあと用意された席に座るのであった。
《称号:エルフの盟友を獲得しました。効果:エルフ族との親密度が上昇》
暫くして祭りが始まり陽気な音楽が流れ始める。歌ったり踊ったりするエルフ、飲み比べを始めるエルフ
、曲芸を披露するエルフなど全員が思い思いに過ごす。
「飲んでるかー?ツカサ。」
「クルトさん!?」
「ヒック。お前は客人なんだ。遠慮することはないんだぞ。」
「珍しくいいことを言った!クルトよ。ツカサ殿思う存分食べて下され。」
「おいZZI!どういことだ!?」
「そのままの意味じゃ。」
そんなやり取りを見てツカサは思わず笑いだす。そして遠慮なくエルフの里の料理を食べていく。
「この肉うまいですね!」
「それは鹿肉ですじゃ。ちなみに隣のは兎ですじゃ。」
「うま!」
「その魚はレインボーフィッシュと言って部位ごとに食感が違うのですじゃ。左から順に食べてみるといいですじゃ。刺身にしてありますじゃ。」
「刺身にしてあるんですか!?」
「これも食べてみろ。」
「クルトさんありがとうございます。これは…米!?それに栗!?」
「栗?この里に伝わる食べ方なんだ。この黄色いのはチェストナッツって言うんだ。」
ツカサはその後も数々の料理を食べていく。そしてふと思い出したことを長老に聞く。
「あのパンテオンの二人はどうしたんですか?」
「あぁあの二人じゃったら結界を治すのを手伝ってどこかに行ってしまいました。」
「そうでしたか。」
「まぁ同胞を傷つけたことを忘れはせんがあ奴らがいなかったらノーランドを討伐できていなかったのも事実ですじゃ。」
「結界も更に強固なものにして貰ったからのぅ。」
「うむ。プラマイゼロじゃ。」
ツカサはもう少しあの二人に色々と聞きたかったがまたの機会に聞くことにしようと思うのであった。そして次にアリエルの姿が見えないことに気付く。
「アリエルさんはどうしたんですか?」
「アリエルなら今頃準備しているところですじゃ。」
「準備?」
「見てれば分かりますよ。」
ツカサはそう言われ広場の中心を見ていると突然アリエルとその後ろに数人のエルフが現れる。すると辺りは静寂に包まれる。
(水袖っていうんだっけ?あの衣装。)
そして次の瞬間雷鳴のような音楽が鳴り響き激しいタップダンスのような踊りが披露される。
"タタッ・タタッ。タタッ・タタッ。タタッ・タタッ。タッタタターータッタッタッ・タッタ~"
(どこかで聞いたことあるような…)
ツカサが思い出しているうちに音楽と共にアリエルの踊りは更に加速していく。そしてその曲が終わると次はゆったりとした曲調になる。
「ユールラリ~ユレリ~」
アリエルがそう言ったかと思うと踊りながら歌い始める。
「これは…?」
「英雄歌ですじゃ。」
「英雄歌…」
「古の英雄がこの里を救ってくれた時に作られた歌だと聞いております。」
「成程…」
ツカサはかつての英雄に思いを馳せながらアリエルの踊りに魅入られてしまうのであった。アリエルと目が合った時は当然のごとく目が泳いでしまうツカサ君であった。
それから祭りが終わり解散となるのであった。ツカサもログアウトしようと宿屋に向かう途中でアリエルと出会う。
「ツカサ。どうだった?私の踊り。」
「すごく上手だと思いました。」
「それなら良かった。それと大事な話があるんだけど良い?」
「はい。何でしょう?」
「私を仲間にしてくれませんか?」
《アリエルを仲間にしますか?YES/NO》
「ん?」
ツカサ君どうする!?
一曲目はルパン三世のテーマを意識して次のゆったりとした曲というのは自分の頭の中では蓮花さんの「ひとり思う」という曲が流れていました。因みにこれは自分の好きなFEというゲームに使われた曲です。二つとも名曲なので聴いてみて下さい。




