侵入者
上手な先生でほぼ痛みがない処置ですっかり痛みが引きました。それから思いついたので書きました。今日はこれだけになります。誤字等あればご指摘して貰えれば。
(えっと…どういうことだろう…)
ツカサが困惑していると突然何かが割れる大きな音が聞こえる。
「何事じゃ!?」
長老達とアリエルは慌てて外に行き様子を確認する。少し遅れてツカサも後に続く。里を見渡すと入ってきたときにはあった結界がなくなっていた。
「よぅ。お前らがこの里の長老達か?」
「どう見てもそうだと思うが。」
そう言う二人の男の傍らにはエルフたちが転がっていた。
「貴様らか!結界を破り我が同胞を手にかけたのは!」
「殺してはいないさ。急に襲われたから気絶させただけだ。」
「人間が何の用だ?見たところによると貴様らは聖教会の者だな。」
「なに。禍々しい気配を追ってきただけさ。お前らが封印しているもののな。そろそろ限界なのは知っている。大人しく渡せ。」
「若僧が。お前らはこれの恐ろしさを知らぬ。かつて英雄と呼ばれた人間の者でも我らの封印術で封印するおがやっとだったのだぞ。」
「ごちゃごちゃ言ってねぇで箱を渡せ。ブッ殺すぞ。」
「本性を現したか!人族めが!」
正に一触即発の空気。そして互いが仕掛けようとした瞬間それに割って入る声があった。
「待ってください!」
ツカサである。
「あ?」
「なんだ?」
「ツカサ!?」
二人の男とエルフの両方とも動きを止める。
「貴方たちはこの黒い箱が欲しいのではないのですか?」
ツカサは黒い箱を持って問いかける。それを見た二人はツカサのことを思い出す。
「あの時の坊主か。」
「少年。何故ここにいる?」
「エルフの人を助けたからです。」
それを聞いた二人は笑い出す。
「クククッ。人間がエルフを助けただと?ありえねぇ。」
「到底信じられるものではないな。」
二人には信じる様子はない。しかしアリエルが白金貨100枚で買われたことを告げると二人は笑うのを止めるのであった。二人はエルフが白金貨100枚で買われたという情報を知っていたのだ。どこかの貴族が破産覚悟で愛玩用に買ったものだと思っていた。
「お前が買ったのか?」
「少年。本当か?」
二人はツカサにそのことを尋ねるとツカサは頷いて事実を肯定する。二人はそれを確認すると暫し考え込み先ほどのツカサの質問に答える。
「さっきの質問に答えるがその黒い箱も求めている。渡してくれねぇか?」
「エルフの人たちを傷つけないのが条件です。」
「いいだろう。」
「良いのか?エルフの奴らは狩る予定だったろ?」
「ここで殺しては怨念があの箱に吸収されかねん。」
「そうだな。」
そうしてツカサが箱を受け渡そうとした時システム音が響く。
《イベントアイテムの受け渡しは出来ません。》
「へ?」
ツカサから箱を受け取ろうとした男の手が弾かれる。
「なっ!?」
「まさか…」
そしてエルフの長老が持っていた箱がカタカタと揺れ始める。
「まずい!全員その箱から離れるんだ!」
その声を聞いた者たちはすぐさま箱から距離をとる。するとその箱の揺れは大きくなりついに蓋がズレて黒いものが立ち昇る。
「まさかここまで封印が緩くなっていたとは…」
「封印を弱めた奴がいやがるな…ここまで早いのはありえねぇ。」
「確かにな。」
そう言って二人が箱を見据えていると黒いものは死神のようになっていく。
「終わりじゃ…」
「なんなのこれ…」
エルフの長老達とアリエルは恐怖の表情を浮かべる。
「死霊王…。」
ツカサはクエストの標的が現れたことを悟るのであった。
「坊主知っているのか?こいつを。まぁいい。お前らどいてろ。」
「少しでも遠くに逃げることを勧める。」
そう言って二人の男は死霊王と対峙するように前に出る。そして二人の言葉に反するように前に出た者がいた。
「僕も戦います。これは僕が蒔いた種でもあるので。」
次にツカサが前に出たのを見てアリエルが覚悟を決めた表情を浮かべ前に出る。
「手伝うわ。ツカサ。」
さらにエルフの長老たちが続く。
「余所者に我らの里で好き勝手暴れてもらったら敵わんからな。」
「そうじゃな。」
「エルフの誇りにかけて何としてでも討伐する。」
その様子を見ていた目の前のフードを被り黒い衣を身に纏い鎌を持ち浮く黒い何かは笑い声をあげる。
「笑止。我に貴様たちが敵うはずがなかろう。貴様らは我が供物となるのだ。我の名はノーランド!死霊の王なり!」
「ただの蛙がよく吠える。」
「ぬかせ!」
ここに生者VS死者の決戦の火蓋が切って落とされるのであった。
ルーンファクトリー5楽しみすぎますね。発売されたら即行買います。ルーンファクトリーシリーズは名作なのでスイッチで出来るのは嬉しいですね。それではほぼカンストした4のデータで遊んできます。




