女子会?
ツカサ君を女装させるのは当分はお預けになりそうです。
その後ツカサ達は無事に公爵家に着き一息つく。
「何とかなってよかったわ。」
「ナタリー今回は本当に助かったよ。ありがとう。」
「私からも感謝。お礼にこのお菓子あげる。」
「それ元々は私のだけどね。」
そんなやり取りをしながら三人は笑いながらお菓子を食べる。
「この後は二人は一旦拠点に戻るんでしょ?私も報告のための書簡を書きましょうか?」
「ありがとう。助かるよ。」
「助かる。裏の世界はこれから色々と荒れると思う。表の世界にも影響がいくと思うから気を付けて。何かあったら報告する。」
「それはありがたいわね。私自身そっちの繋がりは薄くて難儀していたところなの。先代が仕切っていた部隊は散り散りになっちゃったみたいだし。」
「どのような人たちだったのですか?」
「中々に癖の強い人たちだったわね。根っからの悪人もいたみたい。そのうちの数人が『ジヤヴォール』っていう組織に入ったとは聞いてる。」
それを聞いたツカサとイリーナは顔を強張らせる。ナタリーがどうしたか聞くと今回のような騒動の発端ともなった出来事について説明するのであった。それからナタリーはすぐにセバスを呼び出し組織に加入した者達について聞く。
「ノックス、ゼりド、メアリーの三人ですな。それぞれ武闘派です。ノックスは大の破壊好きです。ついた異名が『ディアプトラ』、ゼリドは1里先からどんなものでも撃ちぬける狙撃の名手で『イェーガー』、メアリーは普通のメイドを装った様々な薬を使う暗殺者で『メルダー」と呼ばれています。」
「解説ありがとう。セバス。」
「また何かありましたらお呼び下さい。お嬢様方々。」
セバスはそう言って部屋を後にする。そして暫く思い当たるような人物はいるかどうか話し合うのだが分からず終いであった。ツカサはあることに気付く。
「セバスさんが言っていたお嬢様方々ってどういうことです?」
「え?」
「ん。鏡。」
ツカサはイリーナに鏡を渡されて見てみるとそこにはまだメイドのままのツカサがいた。
「あーーーーーー!!!」
ツカサは急いで自分の私服を装備する。
「驚きの着替え速度ね。」
「びっくり。」
二人にはシステムのことは分からないので異次元の速度による早着替えと映ったのであろう。
「次からはもっと早く教えて下さい…」
「分かったわ。」
「前向きに検討する。」
「お・し・え・て・く・だ・さ・い」
ツカサのあまりの剣幕に大きく頷く二人であった。
それからツカサとイリーナの二人はコンディションが戻るとナタリーに礼を言って書簡を受け取り公爵家を後にするのであった。
ー♦♦♦ー
バルナスの拠点に無事に戻るとそこにはエレオラの姿があった。
「無事でよかったわ。本当に色々大変だったわね。」
エレオラはツカサとイリーナを抱きしめ労いの言葉をかける。それから今回の事の顛末を全て話しナタリーの書簡を見せて情報を共有し合ったところで次の行動を話し合う。
「裏工作をするわ。」
エレオラは全員に敵同士で潰し合いをしてもらうように誘導するという作戦を説明する。
「まず『パンテオン』に次に『ジヤヴォール』に互いに敵の本物の情報を掴ませるの。」
「本物の情報でいいの?」
「工作をする時は肝心な部分は出鱈目じゃダメなのよ。」
「成程ね。勉強になる。」
「それで…適任者なんだけど…」
エレオラはそう言ってツカサの方を見る。
「子供じゃないと潜入がむりなのよね…お願いできるかしら?ツカサ。」
「へ?」
自分にそんな大役がくるとは思っておらず得意の間の抜けた声を出してしまうツカサ君であった。
起きたのがまさかの12時半でした。笑うしかなかったですねw 怖くてLINE未だに見てませんw
奥義の仮病を使う時が来たかといった感じです。アレ?奥義のはずなのに今月で二桁は使っている気が…アレ?




