再戦
ソレとは「薄らとした黄金色の湯気」のことです。ツカサが強くなる方法思いついたので書いてみました。
司はあれから道を尋ねること数回何とか家に帰るのであった。そこからログインしてどうすれば強くなれるかを考える。
(拠点には誰もいないだろうしなぁ。)
ツカサは今までの戦いを順に思い出していく。そうしていると最適な相手を見つける。
(うん…今度はしっかり戦って勝とう…)
ツカサは決心すると行動を開始するのであった。そうしてツカサが向かった先は…デルダの森であった。
「ここに来るのも久しぶりだな。」
そう言って森の中を進んでいく。暫くして目的地につく。その場所は昔と何ら変わりはなかった。ツカサが足を踏み入れると目の前には自分が立っていた。
「久しぶりだね。あの時は逃げたけど今度は勝つよ。」
「…。」
先に仕掛けたのはツカサだった。縮地により一瞬にして距離を詰めたかと思ったが相手も縮地を使い交差際に一発叩き込む。
「やる…ね。」
ツカサはギリギリでガードを間に合わせるが両腕ともあまりの威力に痺れるのであった。
ツカサはダガーを取り出し突きを繰り出すが相手もダガーを取り出し横から刃を入れられ受け流されてしまう。体勢が崩れたところに刃が迫るのをツカサは二本目のダガーで防ごうとするが相手はそれを読んでいたかのようにツカサの二本目のダガーに自分の二本目のダガーを合わせて受けを取らせなくする。
「ッツ!?」
ツカサは大きく後ろに飛んでギリギリのところで致命傷は避ける。
(どうしてだろう…なんでこうもバレるんだ…?)
ツカサは何故ここまで先読みされるのかが理解できなかった。目線はフェイントも入れているから読み取れるはずもない…自分には先読みのスキルなどはない。ツカサは考えるが考えても分からなった。故にツカサは戦いながら相手を観察することにした。
(どこを見ているんだ?)
ツカサは相手の目線が常に固定されているのに気づく。
(足や手とかじゃない。全体を見ているのかな?なんでだろう。)
ツカサは攻撃は基本的にその動作を見て躱すものだと思っていた。実際にそれで躱せていた。だけど目の前の相手の攻撃は完全には躱し切れていない。ツカサは何かあると思ってツカサも真似て全体を見るようにする。
(ん?何か見える…?)
「うわっと!」
ツカサは何かが見えたかと思うと敵の攻撃が目の前に迫ってきていた。慌てて後ろに飛んで躱すがすぐさま距離を詰められ斬撃を浴びせられる。少しして片方のダガーが手から離れてしまう。
「今回は僕の負けだね。」
そう言ってツカサは番人にやられるのであった。
そこからはクエストなど他のことはせずひたすらデルダの森の番人のところに通い続けた。倒しても何ももらえるわけでもない。負け続ける日々。そして今日もツカサは戦っていた。
(相変わらずとんでもない強さだね…)
ツカサは対峙しながら日々強くなっていく相手に畏れを抱く。そして相手がダガーによる攻撃を放とうとした時なにかが見えた。
(薄らとした黄金色の湯気?)
そして攻撃する瞬間の相手の様子を見ていると攻撃を繰り出そうとしている箇所のソレは一段と大きかったのである。それを見たツカサは攻撃を予測して躱してみる。そうすると驚くほど簡単に攻撃を躱せたことに自分でも驚く。
「なに…今の。」
ツカサは確信を得るために左正拳突きを力を込めるがフェイントのつもりで放つ。今までは決してフェイントに引っかからなかった敵はその攻撃に回避行動をとり用意されていたツカサの右蹴りの攻撃を受けてしまう。
(そういうことだったんだ…)
ツカサはこの薄らとした黄金色のものが攻撃に関わっているということを認識する。そしてその後フェイントの攻撃と本命の攻撃を使い分け相手を追い詰めていく。
「残念。こっちだよ。」
左からの袈裟斬りに反応したところにもう一本のダガーを投擲しダガーではじくために動かされた腕が作った死角からツカサはこめかみに蹴りをヒットさせるのであった。この日ツカサは初めて勝利を手にするのであった。
ツカサは完全攻略の証としてもう一回挑むのだが今度はケチョンケチョンにされた。
「学習している…」
パタリ。ツカサは倒れた。
そこからはお互いにソレの大きさを全ての箇所で同じにしてどれが本命の攻撃かを悟らせないようにする戦いが始まった。しかしそこからは中々に決着がつかずに時間が来てツカサがログアウトするということが続いた。
「感謝するよ。君のおかけでここまで強くなれた。何かあった時はまた来るよ。」
ある日、遂にツカサは森を離れ先へ進むことにしたのであった。バルナスに向かうツカサには一切の迷いはなかった。
昼食べ過ぎてトイレに30分ぐらいお世話になりましたw皆さんも食べすぎや飲みすぎには注意です。




