ツカサ死す
昼寝しててタイトル内容思いつきました。スペルは英語が多いです。時々ラテンも混ざってます。組織名はその他の言語も参考にしてます。
ツカサと別れたイリーナは傭兵団の残党を追っていた。一人ずつ確実に仕留められていき残るはガルーナだけになった。
「はぁはぁ。まさか幻想魔法の使い手だったとはな。透明化の魔術を詠唱破棄で使うとは大したものだ。」
「まぁ1番練習した魔術だからね。最後に何か言うことはある?」
「少し話をしようじゃないか。」
「何?有益な話じゃなかったら大変なことになるよ。」
「教会が動き出した。」
「知ってる。」
「それに合わせて『ジヤヴォール』の奴らも動き出した。」
「…成程ね。なかなか有益な情報だったよ。苦しないようにしてあげるよ。」
「なんでこんな与太話をしたと思う?」
「知らない。バイバイ。」
イリーナがガルーナに止めを刺そうと張っていた鋼糸を引っ張ろうとするが動かなかった。
(どういうこと?)
「いやぁ素晴らしい。その糸捌き惚れ惚れしてしまいます。」
(背後から声!?ありえない!)
イリーナは思わず後ずさって声がした方向を向く。するとそこには魔術師の恰好をして面を被った黒装束の者が立っていた。
「貴方様と共闘できたらさぞ楽しかったでしょうに残念です。まさか貴方達が私達の邪魔をするとは…」
「邪魔?いつ邪魔したの?」
「色々とありますよ。代表的なのはアルフォンス家の前公爵の暗殺、ヴェルゼンでの麻薬の件、そして今回の鉱山の件ですかね。」
「裏のルール知らないの?」
「いえいえ。勿論存じ上げておりますとも。ですからこうして参ったのです。」
「そう。」
イリーナは目の前の者に攻撃を仕掛る。しかし先程と同じで糸の反応がない。
「何をしたの?」
「さて?何でしょう?現実は幻に幻は現実に。幻と現実の境は消え失せる…」
(これは…?)
イリーナは初めて聞く詠唱だが直感でマズいものと悟る。新しい糸を取り出し張り巡らせる。そして木ごと首を飛ばそうと糸を引っ張る。木が倒れもうすぐで糸が相手に届くというところで詠唱が完成する。
「記憶は作られそれが現実となる。ファントム・ワールド」
術が完成したのかイリーナはありえない光景を目にする。
「リオン…」
「お姉ちゃん…」
一方その頃ツカサは組合に報告に行ったがクエストが終わらないのが気になりイリーナの気配を追っていた。しかし突然イリーナの気配が消えてしまった。
(何かあったのかな…急がないと)
ツカサは急いで森の中を駆けると先ほどまでイリーナの気配があったところに傭兵らしき人物と黒装束を纏った人物がいた。
「縮地。」
ツカサは一瞬にして距離を詰めて傭兵の男から倒そうとする。
「なんだ!?テメェ。」
ツカサは振り下ろされた剣の軌道を読んで躱し男にダガーを刺そうとするが止められた。見ると黒装束の者がダガーの刃先を摘んでいたのである。ツカサはダガーを手放しもう一本のダガーを取り出し戦闘態勢をとる。
「素晴らしい。迷いなく武器を手放す判断力。敬服いたします。よくよく見ると貴方は神の使徒ではないですか。何としてでも倒さねば。そしてそのうち復活できないようにして差し上げますよ。」
黒装束の者がそう言うと殺気を迸らせる。ツカサは余りの殺気に立ち竦んでしまう。
「彼の者を風の檻に閉じ込めよ。サイクロン。」
「縮地。」
ツカサは風が完全に自分囲む前に前方への突進力によって風の檻を抜けだす。
「やりますね。パラライズ。」
「グゥ!?」
ツカサは身体が痺れる感覚に襲われる。しかしツカサは怯むことなくダガーを握り距離を詰めて首筋を狙う。
「スティファン!。」
「ッツ。」
首が異常に硬くなりダガーで切れない硬さになる。
「豪腕!」
しかしツカサも負けてない豪腕スキルを使い腕の力を増強させ何とか斬ろうとする。
「転移。驚きましたね。まさか私の硬化術を破ってくる者がいるとは。」
ツカサは斬ろうとしていた男が突然目の前から姿を消したため驚きの表情を浮かべる。
「水刃よ。彼の者を切り刻め。アクア・ラーミナ」
ツカサは全方向から迫る水の刃に為すすべがなく切り刻まれ倒れ伏すのであった。
「うわぁ!?」
プレイヤーは倒されると自動ログアウトになる。しかしツカサはこれが死ぬのが初めてだったので驚いた声を上げるのであった。
「さっきのは何だったんだろう…何かのイベントかな…?」
明らかに色々とおかしい状況だったのにも係らずイベントで済ませてしまうあたりさすがツカサ君といったところ。
ログイン制限のためその日はツカサはそれ以上ゲームをやることなく過ごしたのであった。
ー♦︎♦︎♦︎ー
「おやおや。戻ってこられましたか。裏ギルドの方々は胆力をお持ちの方が多いようですね。常人ならば向こうの世界に囚われるのですが。」
術を破って現実に戻ってきたイリーナは酷く消耗していた。
「それでは少し眠ってもらいますよ。彼の者の瞼よ…」
イリーナは最後の力を振り絞ったのか糸による攻撃を仕掛ける。
「おっと。」
しかし軽やかに躱されてしまう。しかしイリーナは糸の動きを止めることはなかった。黒装束の者はどういうことかと考えているとイリーナの狙いが分かり愕然とする。
「本当に敬服致しますよ!!ドゥ・スティファン!」
腕を手を硬化するとイリーナの糸を止める。止めなければイリーナの首が胴体と分かれていたことだろう。
「ッツ!?」
硬化魔術を重ね掛けしても手が傷つくほどにイリーナの糸は破壊力が凄まじかった。
「瞼よ。落ちよ。スリープ」
イリーナの意識が無くなったのを確認するとイリーナを担ぐ。
「旦那。大丈夫ですかい?」
「えぇ。目的は果たせました。」
「次は何をすれば?」
「貴方は用済みです。さようなら。」
「え?」
イリーナの糸によりガルーナの首は宙に舞うのであった。
黒装束の者は転移しその場を後にする。
FF14の中毒性はやはり凄まじいですね。飽きがこないw大体の辞めた理由はゲームがつまらないからではなくてリアルの都合とかで辞めた人や仲良かった人が辞めたからという理由というのが驚き。




