闇商人の足跡
闇商人編です。
「戻りました。」
ツカサはバルナスの裏ギルドの拠点に戻り扉を開ける。
「早かったな。」
「今いるのはローグさんだけですか?」
「あぁ。俺以外は外にいる。それにしてもよくやってくれたな。後から向かわせたルイスの全てを知った時の顔を見てみたいものだ。」
そう言ってローグは笑う。
「上手くいって良かったです。友達も手伝ってくれたので。」
「そうか。それでこの後は特に何もないか?」
「はい。特には。」
「じゃあ依頼を頼む。今回は少し特殊な依頼だ。」
ローグから依頼書を受け取ったツカサは目を通す。
《クエスト:闇商人
クエスト内容:闇商人から情報を引き出す。
仲間の救出。0/1
》
「仲間の救出?」
「そうだ。クロムってやつがいるんだが奴からの連絡が途絶えた。奴は闇商人のベリドって奴の監視任務についていた。ベリドを探し出してクロムの居場所を知ってるかどうか聞くんだ。」
「分かりました。」
「クロムが死んでたらベリドを殺せ。いいな?」
「わかりました…」
「場所はヘンデルの先にあるカンプネルだ。」
ツカサはそれを聞くとマップを確認して拠点を後にする。
(うぅ。勢いで引き受けちゃったけどどうしよう…闇商人なんていかにも悪い人そうだ。捕まったら終わりだよね。)
ツカサは憂鬱になりながらも目的地を目指す。カンプネルを目指すために街道を走っていると困っている商人を見つける。
「どうかしましたか?」
「馬車が壊れてしまって…」
「成る程…」
「貴方様はカンプネルに行かれるのですか?」
「そうですね。」
「それなら良かった。どうかこれをクララ商会に届けてくれませんか?これだけはどうしても届けなければならず。」
「分かりました。」
そう言ってツカサは手の平ほどの小さな木箱を受け取るのであった。ツカサは商人に別れを告げカンプネルに向かう。ツカサは街の手前で私服に着替えて偽の身分証で門を突破する。
今度は装備を着替えるの忘れなくてよかったね。ツカサ君。
「クララ商会ってどこだろう。」
ツカサは街の人にクララ商会の場所を尋ねる。しかし尋ねても尋ねても場所が分からない。ツカサが諦めかけたそのとき背後から声がする。
「兄ちゃん。連れてってやろうかい?」
「本当ですか!?」
「あぁ。銀貨5枚だ。」
ツカサは言われた通り銀貨を渡し少女と共に商会を目指す。
「着いたよ。マスターお客さんだよ。」
「こんな時間に客とは珍しい。はじめまして。私の名前はラムルと言います。」
「ツカサと言います。取り敢えずこの箱を。」
「おぉ!感謝いたします!助かりました。」
「いえいえお気になさらず。」
「何かお手伝いできることはあられますか?」
ツカサは一瞬躊躇するもベリドのことを口にする。
「商人のベリドさんって方をご存知です?」
「今なんと?」
ベリドの名前を出した瞬間一瞬でその場の空気が変わるのであった。
闇商人ベリド…一体何者なのか…
口は災いのもとと言いますけど正にその通りで喋りすぎると大体良くないことが起こりますよね。皆さんも余計なことは言わないようにお気をつけを




