愉快な2人組
これから裏ギルド生活メインになります。
「お待たせ。」
「来たか。黒装束の装備か!かっこいいな!どこで手に入れたんだ!?」
「ギルドの人がくれたんだ。」
「まじか!良いなぁー。」
ツカサはあの後ルイスから依頼を受けて港町ヴェルゼンに行くことになった。
しかし今日は友人と出かける予定があると言ったらその場にいた裏ギルド員は驚いたが少しして納得した表情を浮かべるのであった。
ツカサはタイガに聞かれて折角だからヴェルゼンに行こうと考える。
「港町に行こう。ヴェルゼンって言うんだけど知ってる?」
「いや知らなかったぜ。どうやって知ったんだ?まだ掲示板にも出てない情報だと思うが。」
「えーっと知り合いの人に教えてもらったんだ。」
「成る程な。じゃあ道案内頼んだぜ!」
「ところでタイガって職業は何なの?」
「聞いて驚け!錬金術師だ!」
「錬金術師?」
いまいちピンと来ないツカサであった。タイガからある程度説明を受けて少しだけ理解する。そしてツカサはタイガを連れてヴェルゼンに向かうのであった。
港町ヴェルゼンは美しいところであった。水路が張り巡らせてありその中には舟が通っている場所もあった。港にはレンガで作られた倉庫が立ち並び巨大な帆船が出入りをしていた。
「すげぇ。」
「うん。外国みたいな景色だね。」
2人は幻想的な景色に圧倒される。そうしていると2人に声をかける人物が現れた。
「ようこそ。ヴェルゼンへお越し下さいました。私は貴方様の案内を仰せつかった者です。オピウムとお呼びください。」
「よ、よろしくお願いします。」
「クエストか!?面白くなってきたな!」
「そちらの御方は?」
「錬金術師で自分の連れです。」
「錬金術師…さすがです。今こちらが抱えている問題も把握済みとは。では参りましょうか。」
ツカサ達は問題についてなんか1ミリも理解していないがオピウムについていくのであった。
『ナルカティック商会』
オピウムについていくとそのような看板を掲げた場所に着いた。
「こちらです。どうぞお入り下さい。」
ツカサは指示通りに開けられた扉の中へと入っていく。中に入るとそこには強面の屈強な男たちが立っていた。
「これは驚いた。まさかこんな大物まで関わっていたとはな…。」
「全くだ。。それだけ今回のはヤバいってことだな。」
「捌けばそれだけ俺たちに金が入る。それだけのことさ。」
ツカサとタイガは何を言っているが理解できなかったがオピウムに連れられて地下へと進む。
「あのオピウムさんさっきの人達は…?」
「あぁ。用心棒と売人です。ツカサ様達にはこれから問題解決のために製造者と会ってもらいます。」
「製造者ですか?」
「はい。薬に関することで困っているということがあるらしく。ツカサ様がお連れになるほどの錬金術師の方なら問題が解決するのも時間の問題でしょう。」
ツカサはここで初めて何をしようとしているのかに気づく。ツカサはまだ事態が理解できていないタイガに
小声で話しかける。
(わかったよ。タイガ!)
(何だ?俺はまだ理解できてないんだが…)
(この人たちは薬を作ってるんだよ。それで病気の人達をどうにかしようとしてるのさ!)
(なるほどな!それで錬金術師である俺の出番ってわけか!)
何一つ事態を理解していない二人組であった。
「着きました。ここです。」
オピウムの後に続きツカサ達は部屋の中へと入っていく。そこは実験室のようであり風も通っていた。
「ドラン。ちょっといいですか?」
「なんじゃ?今忙しいところなんじゃが。」
「貴方が必要としている人材を連れてきましたよ。」
「ん?ギルドから派遣されて…これは驚いたわい。」
ドランと呼ばれた科学者の恰好をしていた老人はツカサとタイガを見て驚きの声を上げる。
「まさかS級指名手配犯と儂と同じ雰囲気を纏った者が来るとはな…」
そしてドランが何かを棚にしまおうと上の棚を開けた瞬間…
大量の草が棚から溢れ出てきてそれは風に乗りツカサ達に降りかかったのであった。
「ドラン。そこは前に廃棄物の棚になったことを伝えたでしょう…」
ツカサ達は草まみれになり暫し思考停止に陥るのであった。
久しぶりに懐かしい人と夢で会いました。これから寝るという方は良き夢を!




