ツカサ同士を発見する。
イベント編はいつ終わるのか…自分にも分からない次第です。今回は二日目開始前の話です。
ツカサがイベントのために早めにイベントフィールドに入るがもうそこにはフェイ達の姿はなかった。
「今日は二日目だったっけ…すごい強い人たちが追ってくるんだよね。どうしよう…」
ツカサは二日目に投入される騎士のことを考え困り果てるのであった。
「まぁ捕まったら捕まったでいいや!こうなったら…」
何かを思いついたツカサは早速行動を開始する。
ー♦︎♦︎♦︎ー
一方その頃フィールドでは複数のPTが徒党を組んでモンスターの対処をしようと砦らしきところで準備を進めていた。
「南に柵を設置してくれ。」
「分かった。できた分のスパイクトラップも設置してくる。」
「頼む。」
「堀は北と東西の方角だけ深く掘ればいい。逃走ルートの地下道はしっかり確保しておけ。」
「任せて。」
そう言って魔術師の恰好をした者たちが土魔法で掘の形成を進めていく。
「大地よ。沈め。陥没せよ。サブシデンス。」
詠唱を完成させると砦の外の大地が沈下して堀が形成される。そして堀の外側にスパイクトラップを設置していく。
「調子はどう?」
「あぁ剣姫様か。まぁぼちぼちってところかな。イベント開始までに完璧に仕上げるのは無理だよ。」
「パギダ。及第点ぐらいになるようには任せたわ。」
「無茶言わないでよ。」
「ここには罠師は貴方しかいないの。頼んだわ。」
実際今のままでは危ういということはパギダに分かっていた。パギダは黙々と罠を作り続ける。
「地雷を早く作れるようになりたいなー。」
恐ろしいことを考えていらっしゃっる…
そうして時間はそろそろイベントが始まるといった時になった。砦ではモンスターをいつでも迎え撃てるように全員が辺りを警戒していた。そんな中プレイヤーの一行が砦に近づいてくるのであった。
「あれは…」
監視塔から顔を確認したプレイヤーがすぐに剣姫に伝えにいく。
「まさかあの一行がここに来るなんてね…」
剣姫はすぐに門の前に行き門が開いて入ってくる一行を迎える。
「よろしく頼む。」
「まさか貴女と共闘する日が来るなんてね…月光。」
ー♦︎♦︎♦︎ー
ツカサは何をしていたかというとバルナスの街を出て王都に向かっていた。観戦していたプレイヤーはこの奇怪な行動の意味が分からなった。その時のツカサの心境はこうである。
(せっかくだから王都を探索してみよう!)
そんな冒険心の下に行動していたツカサはバルナスと王都を繋ぐ街道を歩いていく。暫くしてヘンデル方面の街道から一人の者が歩いてくるのであった。
「え?」
「ん?」
お互いに相手の姿を見て悟る。
((同士か!))
いや違うけどね。
まぁそう思ってしまうのも無理はない。お互いに黒装束を纏っていたのだから。
「拙者。雷蔵と申す。まさかここで同士に会えるとは思わなかった。是非其方の名前を聞かせてはくれないか?」
「自分はツカサと言います。よかったです。自分と同じような方がいて。」
「拙者も今まで会ったことがなかったが何という僥倖。二日目共に生き延びようぞ。」
「はい!」
すっかり意気投合してしまう二人であった。
「してツカサ殿はどちらに行く予定だったか?」
「自分は王都まで。」
「そうか!拙者も同じである。槍聖殿に話があってな。」
「槍聖?」
「お主はラグナ殿の二つ名を知らない身であったか。彼は類い稀なる槍の使い手であることから一部から槍聖と呼ばれておるのだ。対人において彼より強いプレイヤーは拙者は知らぬ。」
「そうなんですか…」
ツカサはそんな人物のことなど知らなかったのだが雷蔵の話を聞いて強者ということを理解する。
「拙者は王都にて槍聖殿と共闘を願いに行くところだ。」
「自分は観光みたいなものです。」
それを聞いた雷蔵は暫し固まるも突然大声で笑い出した。
「ハッハッハッ。そうであったか!確かに今しか入れないような場所も多いだろうからな。どこまでが立ち入り不可能なのか気になるところであるな。王都に着いたら槍聖も交えて共に散策といこうではないか!」
「いいんですか!?ありがとうございます!」
ツカサは良い人に巡り合えたと思うのであった。
そうしてしばらく歩いていると王都に辿り着く。
「その槍聖という方はどこにいるんですかね?」
「槍聖殿のいるところは大体決まっている。拙者についてまいれ。」
そう言って雷蔵は足を進めていく。少し歩くと広場に出たのであった。そしてそこにある噴水の前に長槍を持った人物が立っていた。雷蔵はその人物に近づき話しかける。
「久ぶりだであるな。槍聖殿。」
「雷蔵か。何をしに来た?それに後ろの子供はなんだ?お前の仲間か?」
「貴殿と共に行動しようと思って馳せ参じた。彼の者はツカサといってな。仲間ではなく我が同士だ。偶々あった。」
槍聖ことラグナはツカサのことを少し観察するとどこか納得したような表情を浮かべた。
「確かにお前に近いものを感じるな。それに大分戦い慣れている。それなりの修羅場も潜っているみたいだな。」
「ありがとうございます?」
「それで我らと共に王都の散策をしないかと提案しに参ったのだ。」
ラグナは少し考えた素振りを見せると承諾の意を示すのであった。
「良いだろう。そっちの方が面白そうだ。それに騎士とも戦えるかもしれんしな。」
そうこの男ラグナは根っからの戦闘狂なのであった。
こうして偶然にも出会った三人は二日目を共に行動することになったのであった。
鬼滅の刃の無限列車編見ました。良作ですので見てない方は是非。
アニメの2期も期待できそうですね。映画館で見る鬼滅の刃も最高でした。ではまた




