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囚人から始まる裏ギルド生活  作者: ネムレス
序章ー冒険の始まり
14/97

出会い

ツカサ君とプレイヤーの出会い編です


「ツカサ一旦お主はバルナスに戻れ。偶には休息も必要じゃて。」

「分かりました。」


ツカサはロンに言われた通りにバルナスへと戻る。裏ギルドの拠点に戻るとそこにはエレオラがいた。


「久しぶりね。ツカサ。問題なく入れたみたいね。改めて歓迎するわ。裏ギルドにようこそ。」

「あ、ありがとうございます。」

「今はロン爺と鍛錬中って聞いてたけど。」

「はい。ロンさんが一旦戻って休めとのことだったので。」

「成る程ね。ならバルナスの散策でもしてきたら?」

「そうしてきます!」


ツカサはエレオラの提案を受け入れて街の散策に出かけるのであった。


歩いていると前方から高級そうな装備で身を包んだいかにも強者の風格を纏った人達がやってくる。ツカサは何か嫌な予感がして咄嗟に気配を隠して路地に逃げ込む。


「待て!」


ツカサは一瞬後ろを振り向くとその集団が追いかけてきていた。


「何で!?」


ー♦︎♦︎♦︎ー


フェイのパーティー視点


「ようやくバルナスに着いたな。」

「ガンツ様様だな。」

「ここがバルナスねー。何かありそうな雰囲気じゃん!」

「ニア。厄介事は勘弁だぞ。」

「ボルグ。ニアにその手の期待は無駄ですよ。」

「可愛い子はいるかなー?」

「安心しろ。サジ。手を出す前に私がその手を切ってやろう。」

「フェイ様…それは辞めてください…」


フェイ達のパーティーはゲームプレイヤーの中で最も早く先へと進んでいる謂わゆる攻略組である。誰も倒せてなかったクリスタルゴーレムを銀装備を整えて見事に倒したのである。そして今一行は正式に解放されたバルナスに来ていた。


「色々あるねー。やっぱりデカイ街はそれだけ品揃えも良いってことか!」

「当たり前だろ。」

「ボルグー。君は知ってたの?」

「いや普通に想像すれば分かる…」

「えー?どういうことー?」

「もういい。」


一行は歩いているとニアが何かに気付く。


「あの子供…」

「ん?どうした?ニア。」


フェイがニアに問いかける。


「消えた!」


ニアは叫ぶと同時に走り出す。メンバーも慌ててその後を追いかける。


「待て!」


一行は子供の姿をギリギリのところで捉えながら追いかけるのであった。


ー♦︎♦︎♦︎ー


ツカサは逃げた。

それはもう必死になって逃げた。


(何なの!?あの人たちは捕まったら何かマズそう!とにかく逃げよう!とにかく逃げる!後のことは逃げ切ってから考えよう。)


ツカサは豪脚も発動して更にスピードを上げる。


その速さは歩道で出していい速度を優に超えている。法律違反である。


《法定速度を超えています。直ちに速度を落としてください。》


「法律!?知らないよ!法律は破るためにある!」


ツカサはお構いなしといった感じで速度を落とすことはない。しかし速度をあげすぎたせいで周りを見てなかった。完全に行き止まりだったのである。


ただの間抜けである。


「追いついた。」

「ひぃぃぃい!?これからは法律破りませんから許してください!」


ツカサは見事なジャンピング土下座を決めた。それを見たツカサの目の前に立ちはだかる一行は固まるのであった。


「隙あり!」

「残念だったな。」


1人を除いて。


「グフッ!?」


ツカサは首元を掴まれ抱き寄せられる。完全に関節を決められてしまい降参するツカサであった。そしてツカサは首に衝撃を感じると同時に意識を手放すのであった。


「知らない天井だ。」


ツカサは目を覚ますと周りには追いかけてきた者達がいた。


「手荒な真似をして済まなかった。先ず君には幾つか聞きたいことがある。」

「はい。何でしょう?」

「君はどうしてそんな格好をしているのだ?」

「これですか?ギルドの装備です。ギルドに入った時一通りくれました。」

「ギルドの装備だと!?そんなギルドあったか?」


フェイは周りの面々に聞くが皆一様にそのようなギルドは存在しないという。


「あっでもたしかNPCのギルドも存在するらしいよ。そこに所属してるんじゃない?」

「成る程…つまりこの少年はNPCってことか。」


(NPC?一体何の話をしてるんだろう…)


ツカサは話の内容がよくわからず混乱を極める。


「少年。所属しているギルドは何という?」

「シュヴェルツェってところです。」


フェイは周りのメンバーに聞くが皆一様に知らないと返答する。


「少年。済まないがもう少し付き合ってもらうぞ。」

「へ?」


ツカサの初めてのプレイヤーとの出会いは最悪であった。





申し訳ないです。昨日寝落ちしてしまいこの回を投稿するの忘れてしまいましたw

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