盗賊退治
ツカサ君が賢い…だと!?今更ですが評価ありがとうございます。
「ここじゃ。」
ツカサはデルダの森から少し離れた砦のような場所にロンと共に来ていた。
「ここはどういうところなんです?」
「古くは砦として使われていたが今では見ての通り廃墟となって盗賊の住処となっておる。最初の実戦は盗賊の殲滅じゃ。」
《裏ギルドクエスト:『盗賊退治』クエストを開始します。内容:バッカス盗賊団の殲滅。0/30》
「30人!?」
「ほぅ。人数を正確に把握できるようになったか。見事30人殲滅してみせよ。」
もちろんツカサにそんなことが出来るはずもない。システムのおかげである。
「え?一人でですか?」
「当然じゃ。今まで学んだことを使えば問題ない。これが終わったら次は最終段階じゃ。」
「そんな簡単そうに言われても…」
「デルダの森で生き残ったお主にとっては遊びに思えるぞ。ここにいる輩は全員屑じゃ。遠慮はいらん。」
「わかりました…」
ツカサは憂鬱になりながらも砦へと足を進める。少し進むと門が見えてきた。その近くには二人の見張りがいた。
(正面からはダメだね…)
ツカサは入念に砦の周りを見て回る。そして何かに気付いたのか砦の後ろにある山道を進んでいく。暫くして不自然に木々がない場所を見つけるのであった。
「やっぱり抜け道は作るよね。」
ツカサは巧妙に隠された脱出経路のようなものを見つけたのであった。その通路は等間隔で照明らしきものが設置されていた。進んでいくと小部屋を見つける。ツカサが慎重に部屋の扉の前に立つと中から声が聞こえてくる。
「次はどんな獲物を狩るか知っているか?」
「頭は何か言ってたのか?」
「あぁ何でもここの近くを通ることになっている貴族の馬車を襲うらしいぜ。」
「大丈夫なのか?」
「あぁ。計画は完璧みたいだ。護衛にも協力者がいるらしい。」
「成程な。」
ツカサは早速動く。その部屋の前にある照明を壊し通路を一部暗くして小石を転し気配を完全に消す。
「なんだ?」
「さぁ?」
「確認してくる。」
ツカサが息をひそめていると一人の男が部屋から出てきて照明が壊れているのに気づく。
「照明が壊れてるみたいだ。お頭に報告してくる。」
「わかった。」
男がドアを閉めようとした瞬間ツカサは喉元にダガーを突きさす。
「どうし…」
異変を察した盗賊の振り向きざまにスパッと喉元を掻っ切る。ツカサは動揺することなく淡々と仕事をこなしていく。通路の終わりにあった扉を開けてその近くにいた盗賊を一閃の下に沈める。
少し進んで大部屋で寝ていた盗賊、二階から見張っていた盗賊、廊下を歩いていた盗賊、門番の盗賊など一人ずつ的確に仕留めていく。
そして遂に盗賊の頭がいる部屋の前まできたのであった。
―盗賊バッカスー
「まさかこんな依頼が舞い込んでくるとはな。これで当面の資金はなんとかなるな。それにしても同情するぜ。死ぬのを望まれているお嬢様なんてよ。」
バッカスは一人部屋の中で今回の依頼のことを考えていた。丁度いい感じに下っ端を護衛と戦わせて自分と幹部たちで盗賊業から足を洗おうかと考える。
そんななか扉の外から報告が入るのであった。
「バッカスのお頭!襲撃されています!」
「何だと!?」
バッカスは慌てて扉の外に出る。そして報告してきた部下に状況を聞くのであった。
「どうなっている!?」
「わ、分かりません。とにかく外の様子を確かめて下さい!仲間たちが死んでいて。」
バッカスは外の様子を見て回る。幹部を含めて全滅であった。
「王国軍でも来たのか…?いや今回に限ってありえねぇ。」
バッカスは考えこみあることに気付く。
「おい。テメ…」
「さようなら。」
ツカサはバッカスの喉元をダガーで掻っ切るのであった。ツカサは部屋にいたバッカスを盗賊の一員を装って部屋の外におびき寄せ機会を窺ったのである。見事に企みは成功したのであった。
ツカサは全てを終えたところで特に問題なく終わったことに驚く。
(ここまで強くなっていたのか…悪い人殺しても罪悪感感じないものなのかな…)
それは称号『闇の住人』のおかげである。この称号により後ろめたさや罪悪感は一切なくなるのである。
《裏ギルドクエスト:盗賊退治のクリアを確認。ルート分岐:隠し通路から入りナタリー・アルフォンスの情報を聞く。クエスト『没落した公爵令嬢』を開始します。》
「へ?」
ツカサが盗賊退治が終わったと思った瞬間新たな実戦が幕を開ける。
ゲームアイテムを公式でリアルトレードありだと思うんですけど頭固い人たち多くて困ってますw
5%ぐらい手数料とかいって徴収すればお互いに万々歳だと思うんですけどねぇw




