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under 500

五感時計

断捨離して、時計なし生活になった。


時計はなくても、生きられる。


周りで毎日起こることで、だいたいの定刻は知れる。


日常の出来事のみで、定時を知る生活がずっと続いた。


家の前の道に爆音バイクが通るのが、午前5時半。


近所のニワトリが鳴き始める時間が、午前6時半。


真向かいの住人の朝カレーの香りがしてくるのが、午前7時15分。


前の道を通行する友達の呼ぶ声がするのが、午前8時。


斜め前の店が開店する時が、午前10時。


隣人のダンスの騒音が始まるのが、午前11時。


甘い唾液の分泌量が増え出すのが、午後2時45分。


自分の皮膚がひきつってくる時間が、午後5時。


その他にも、時刻を知る方法は全時間帯に沢山ある。


ただ、深夜の2時間は、定刻の音を見つけられていないので、目覚めてしまったら困る。

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