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忘却2-43
忘却2-43
言っておくが俺じゃないからな。という言葉を俺は言う前に飲み込んだ。‘生徒会長’に左肘を出す。‘生徒会長’は俺の肘と組む。
「夢ちゃん。此処の食堂でレシピ教えて」と青空。そういえばすっかり忘れていたな。「会長。頼める?」と夢先生。「承りました」と返した‘生徒会長’
「奪って、私に出資」と‘ひそひそ‘聞こえるんだが。聞こないフリする俺だった。
「大人が居ますしね」と‘生徒会長’の護衛者を見た俺。「旦那様」と涙ぐむ。‘生徒会長’の右手に文字を書いていた俺に首肯く‘生徒会長‘。電子郵便物を壱斉送信。内容は‘俺(海さん)の指示に従って’だ
‘それ’を見(読ん)ての反応だろう。
‘生徒会長’へと目だけを向ける。
そして首肯く‘生徒会長’
「ささ。旦那様」と俺らを誘導した。 「この辺りで宜しいかと」と同級生達との花火に付き合ってくれた。




