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序幕
序幕1-9
六ヶ月目となると、だいぶ二人へと言い寄って来る迷惑な年頃の異性は居なくなって来た。けれど、逆に二人の進展具合を聞いて来る同性が現れ始めた。
私にとっては予想の範囲だったので、当たり障りのない模範解答を応えられるよう教えていた。
私から事前に知らされていた二人は実体現を交えながら口裏合わせていた。例えば、出掛ける時の服装を友達に聞いたり、転びそうなった所を支えたり。
二人で考え、二人で実行し、その時の心境を私が聞く。上手い応じ方で逃れられるように私が助言。
光ちゃんは緑君が羨ましいそうだった。私がある程度の避ける方を教えると「男子は良いよね。掘ったりしないから」頬を‘ぷくぅ’膨らませながら言った。
光ちゃんの‘そこ’が可愛いんだけど
「会話はするけれど。幸せそうな‘話し’は聞きだからないからね」という言葉に本当 可愛い反応する