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忘却2-37
忘却2-37
お湯から上がって泡を掛けられただけの俺はもう壱度、自分自身を洗った。流石に泡立ち易い。‘生徒会長’の護衛(男)は自分達も思い思いにお風呂を満喫するフリをする。というか俺を守る為に出て来たから紛れられて居ないんだけどな。
「俺の衣服守って欲しいんだけど」と主領に言うと、そのままお風呂場の外へと出た。「チッ!」と舌打ちがあからさまに聞こた。
行う事が無くなった同級生達は各々、脱衣場に向かう。俺より先に入って居たんだ当たり前か。と思いながら身体と頭を洗い終わって泡を流した。三~四回すすいだら、今度はゆっくり とお風呂に浸かる。
騒がしい男子が居なくなると急に静かになる。すると「会長。どうだった?」と青空の声。「腕を組んだくらいです」と‘生徒会長’の声。「海さんに食べさせて貰った感想は?」と青空。隣から女子の声。勿論 がっちりと警護、警備されている




