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忘却2-22
忘却2-22
「会長。こんな」と言い終わる前に‘生徒会長’に口を左人差し指で止められる。「海の家で申し上げた通り、私は海さんとなら墓の中までお供致します」
浜辺に居た同級生達全員が海の家へと向かっている。俺と‘生徒会長’は皆の最後列からその様子を伺いながら歩き向かっている。
「海さんにとって‘つまらない’と思う価値のモノだと致しましても、私にとっては‘宝箱’に入れて‘宝物’として壱生取って置きたいモノです。例え色褪せようとも記した‘思い出’を捲る度に、記憶の中で振り返る度に。私は貴方の隣に立ってこうして歩いてる現在(今)がある。‘それ’はかえがたい事実です」‘生徒会長’は両手の中に消え失せそうな“光”を包み込むように言っていた。
「何気ないかもしれません。しかし私は夢先生から‘今(現在)’の大切さを教えて貰いました」‘生徒会長’は苦笑いして言い続ける




