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忘却2-20
忘却2-20
(‘生徒会長’とのデートという)青空のその判断に俺は任せることにした「行くか?」と‘生徒会長‘に左腕を差し出した「墓の中までお供致します」と乙女全開の‘生徒会長’だった。
「重ぇよ。」と俺が言うと彼女は「私の‘想い’です」と如何にも人気の無い場所を指差した。
「会長の前で例え、お酒呑めるようになっても飲まないわ」と言うと俺の左腕に頭を‘すりすり’する「その時は私が介抱致します」と返す。
海の家を出た俺らは海へと向かって歩く。「俺の何が良いんだよ?。夢先生が言ってたぞ?。数年もすればお互い嫌な部分が目に付くし、些細な失敗でも怒ってしまう。って」手を繋ぎ両手で俺の左手をいじいじ「私は自尊心が高い女で多分将来はこのままの性格でしょう」解っているなら直せ。とは口には出さなかった。「しかし。海さん(貴方)だけは特別です。」と続けた彼女だった。




