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忘却2-2
忘却2-2
大型車の中。同級生達が出席番号順に‘遊び’を指揮している。青空が皆へと呼び掛け、俺が補佐している。夢先生が他の子達を乗らせ参加させている。ほぼ何時も通りだった。
しかし‘そこ’はこの学級の生徒達に教えている先生。算数(数学)、歴史、音楽、国語、地方問題、工場問題、地域問題等抜かりない授業内容を折り込んで来る。勿論大型車での移動な為、揺れても大丈夫な内容だ。
皆は‘遊べて’と思っているだろう。数合わせ(ビンゴ)や楽しく歌っている同級生ばかり、報酬等なくともこの夢先生は生徒を楽しませられる人だった。
主催者の生徒は「やっぱり、うまくいかないや」と言い夢先生や青空と俺へ任せて、楽しむ側で積極的に参加してくれることをもらす。
本来の担任が急遽‘お休み’と聞かされた時に感覚的な舌触り悪い奴はこの事だったのかもしれない。




