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忘却1-15
忘却1-15
滞りなく‘遊戯’が流れている。
時々、夢先生が言葉を発する。
‘それ’は授業に関係するもの。
青空は楽しく学べると気付いている。
‘それ’は夢先生お得の授業風景だった。
同級生達は机を立ったまま学べる参加型授業。
何時も通りの授業だった。今回は復習か。
青空も復習だと解ったみたいで自身の役割を全うする。‘授業’を‘授業’と思わせない。“それ”が夢先生の授業だった。
皆を飽きさせないように執り行う‘授業’。
夢先生が「言語、歴史、算数(数学)、科学、生物」と教えられる。夢先生の持っている不思議の壱つに過ぎない。
俺らは知らず知らずの内に授業を受けてて、楽しみながら覚えいくというもの。全員が興味を引かれ、好奇心を持ち、「次は?。次は?」と聞き入る。夢先生の‘授業’はそういった‘授業’だった。




