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忘却1-13
忘却1-13
「夢先生ならやりかねないな」と俺は言った
去年、学校での肝試しを行う旨が同級生達に告げられ。各家庭へと紙が配布された。その‘肝試し’を提案したのが夢先生。
開始直前俺らは‘肝試し’楽しめると思っていた
脅かすのは大人(保護者達)と言われ
あまり騒ぎ過ぎないように秩序と節度ある行動取るように言われた。
しかし俺らは騒がし過ぎるくらい騒いだ。
夢先生が中断行い。皆回れぬまま 帰された。
年頃の俺らなら言われた規律を守れる。
そう信じた夢先生が周りの人達を説得し
実現された‘肝試し’だった。
大人の判断で中止したのを、夢先生自身が悔やんでいた。教員として医者(小児科医)として、規律と秩序を守れる大人になって欲しくて苦渋の決断みたいだった。
暫くの間。夢先生お手製料理壱品物
‘肝試し’中断させたお詫びで追加された。




