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忘却1-9
忘却1-9
夢先生の手作り料理は美味しい。
お昼休みに繰り広げられるで皆必死に壱番目指すのは‘それ程’美味しい証だった。
順位より‘質’や‘量’が変わって来る。
こんなに美味しい手作り料理を年頃で食べ盛りな俺らにとって‘お代わり’しない者を俺は知らない。
林間学校の配布された紙には‘夢先生お手製料理’と書かれている。皆 楽しみ過ぎて、今からどんな料理が出て来るのか想像できてない。
‘それ’が凶器に変わるのだ。
見た目からして美味しそうなのを作れる人だ。
壱口で食べてあまりにの不味さに失神した奴を何十人と知っている。皆 最初は‘美味しさのあまりに失神した’のだと勘違いする。
しかし気絶から帰って来た奴の話しを聞いて壱時期皆 食べるのを躊躇った。しかし給食時に壱口 食べると全てがぶっ飛ぶのが夢先生の実力だと俺は思っている。




