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序幕

序幕1-20


「み君。皆の欲しい遊具と玩具を聞き出そう」


青空は何時もこんな感じだった。

「バハ抜きならトランプ幾つ必要だろうな?」


青空は保健室の扉を開けて自身の教室へと向かいながら「壱人五枚として二つ程かな?、壱枚抜けば良いから」と言った。


人が楽しめる事に全力で真面目に取り組む。

「とりあえず一回 昼休み辺りに行おう。向こうに着いてから‘足りない’は仲間外れになりかねない」


青空は壱度立ち止まって此方へと振り返って、周りを確認後に俺の両手を躊躇無く握りしめた


「さすが、み君。もし‘足りなかった’なら、み君か私が司会なりなんなり行えば良いもんね」


青空の笑顔は向日葵か太陽みたいだ。

俺はこの娘の為なら身体だって張って守ってやる。

それだけ‘青空 光’という女の子は素敵な存在だった

そして自分自身の中で大きく占めていた。

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