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序幕
序幕1-19
「それで先生は何故、伝え忘れたんですか?」
光ちゃんはバス移動中に皆が退屈しないように様々なレクリエーションを紙の裏側に‘びっしり’と書いていた。
「みー(緑)君。え?」
光ちゃんは栗鼠のような反応を行った。
「青空が良いなら良い。」
光ちゃんは皆が持ち込む物が被らないように気を配り始めていた。緑君は‘ウキウキ’姿の光ちゃんを見て、自身の質問を引っ込める。
「緑君のその質問には二人なら大丈夫だと判断したから」
私の‘答え’を聞いた緑君は「先生がそう仰るのでしたら、学級委員として務めを果たすだけです」
緑君の言葉を聞いた光ちゃんが「そうだね。皆が楽しめる林間学校にしよう。み君。カレーかな?」
光ちゃんは紙の表側のお米(壱合)を指差した
「ああ。カレーだろう。」
光ちゃんの質問に緑君は頷き返した。




