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序幕

序幕1-16


先ず。光ちゃんが保健室に居る私の元へとやって来た。緑君は出入り口をノックしてから入って来る。


「どうしよう?。夢ちゃん」

「どうしたら宜しいんでしょうか?。先生」


私は保健医に当てられた机の側で座っていた

「とりあえず。座ったら?」

保健室の端に在る椅子を緑君が二つ運び、光ちゃんに勧めた後 自身も座る。


私は二人が来る事を予想していたので、配布された紙を二人へと見せた。

「これ?」「うん」「はい!」


私は机へと向き直り、赤ペンで色を引く

「この小児科医の同行有り。は、私よ?」

色を引いた紙を二人へと渡した。


緑君は光ちゃんへと譲る。

光ちゃんは私に手渡された紙を見入る。

「…。先生も来るって事ですね?」

さすが緑君、配布された紙の内容を覚えているみたいだった。二人は学級委員だし、成績良いし、覚えてて当然か。

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