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忘却3-12
忘却3-12
息が上がり速度が落ちる。俺は壱旦止まった。
耳を傾けると段々と子供用防犯警報器の音が近付いて来ている。青空の子供用防犯警報器の鳴り響く音だと認識した俺は携帯電話を夢先生の番号へと繋げ 直ぐ様に 通話を切った。
取り巻きの女子に会った時 万が壱を想定して、俺は自分が歩いた道順を教えてくれる機能を使っていた。を夢先生に送る。
半分も無いかもしれないかったが、大人達が助けに来る時間を少しでも縮めようと思って携帯電話の機能を使って記録していた奴だ。
息を整えながら、携帯電話を操作していた。
再び走り出した俺は終に警報器の音の出元へと辿り着いた。青空は居なかったが宿で見掛けた五つ星の宿に泊まっていると自慢していた御本人様は居た。
先程と同じく顔色は青白で呂律は回らない。
信号弾の色を‘赤’に詰めてから空へと撃ち上げた。




