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忘却3-8
忘却3-8
闇夜の中 壱隻の船が近付いて来る。それこそ本物の海上保安庁の船。俺、青空、‘生徒会長’、図書委員娘以外の同級生達はその場にへたり込んだ。
「先生は同じ時間が掛かる。と申し上げました。」と‘生徒会長‘が船の明かりを見ながら言った。『へ?』と間抜け顔で返した同級生達。
「直ぐに帰る。と思ったでしょ?。先も言ったけれど。人の話しはちゃんと聞かないと」とお姉さん風に言う青空。
「つまり。流されただけの時間は掛かるんだよ」と俺。図書委員娘は‘コクコク’首肯く。
「まあ。ご飯は安心して」と両手を合わせながら和やかな表情で言った(元凶)夢先生。
「向こうもこっちの寝床は壱緒ですか?」と図書委員娘。固い寝床だからそう言いたくなる気持ち解るな。
「五十歩百歩かな?」と首をかしげて言った夢先生。
海上保安庁の船が横付け、船員が乗り込んだ。




