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忘却2-51
忘却2-51
「其に人気番組や視聴率が壱番高い時間帯なら十千万はくだりませんよ?」と‘生徒会長’は指を金額の高い場所に持って行った。
「詐欺だな」と俺
「女王は女王」と青空
「人聞きの悪い言葉を並べないでください」と‘生徒会長’は左手で拳を作っていた。「海さんみたいな地域資金巡りを行おうにも私はこの辺りは詳しくありませんし。光さんのように大勢の大人から信用と信頼を得て出資金募れません。私は人と目線を合わせ始めたのは此処最近ですので」と己の報いを左拳で握りしめようとしていた。
「私達が居るじゃない。と言う訳で、お願い」と青空が俺の右肩を叩いた。軽く言ってくれるな。
「会長の時なんとかなったじゃない」と人の怪訝そうな表情を読まない青空だった。人をなんだと思っているんだよ。「会長。頼んでいた資料は?」と俺が言うと左手でパッチンと鳴らした‘生徒会長’




