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忘却2-50
忘却2-50
「地元局を通して売上を右肩上がりにして新人を雇ってから、育て上げ。その新人方々が壱人前なってからでも全国放送は遅くありません」と‘生徒会長’は操作行いながら説明する。
「最終的な判断は女将さんが行うモノですが、私達も出資している以上は見込まれるであろう十%の売上は月極めで取り立てます。」と‘生徒会長’の手元の画面は微妙な線がカクカクと段々上がっている図だった。
「名無しはお金を出さずとも食うのに困ってる方々が多いので何食べても‘美味しい’と応えてくれるでしょう。しかし名前が通っている方から評価良い言葉を貰おうと致しますと其なりの金額を包まないと応じてくれません」と左手で画面を横に流して評価表欄が記載されたモノだった。
「地元局なら百万前後でしょうが全国放送なら千万は見積っておかないと金銭的に苦しい上、放送時間帯も難しいでしょう」と続けた




