表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロスト・メモリー  作者: 黒草さくら
#1 目覚めてからとその場所は
5/27

冒険者

連続投稿です。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


※4/24 大編集を実施


軽いパーティーをした次の日、俺、クシン、フアイの三人は冒険者ギルドにやってきていた。

はじめは俺とクシンだけで行く予定だったのだが、フアイが、


「俺も今日暇だから一緒に行くわ。」


と言い出したので同行してもらうことにした。

ちなみにカンムは工房、ビビンとバンはダンジョンだ。


「やぁ、おじさん」

「やっほー、親父。今日もきたぜ」


ギルド内に入ってすぐに二人はカウンターにいる男に話しかけていた。

どうやら彼が受付らしい。


「おお、フアイとクシンじゃねぇか!!今日はどうした?」

「今日は彼の登録にきたんだよ」

「レイです。冒険者への登録させてもらいにきたんですけど…」

「おっ、あんたがレイか。ちょっと待ってな」


そう言って持ってきたのは手のひらぐらいの大きさのカード。

なんだか不思議な紋様がついている。

…なんだこれ?


「なんです、これ?」

「ああ、これはギルドカードってものな。こいつに手をかざせばあんたのステータス…適正職業やらスキルがわかるんだよ」


なにそれ、すごい。

一体どういう技術で作られてるんだよ、気になるな。


「じゃ、ここに手をかざしてみてくれ」

「分かりましたっと…」


俺がカードに手をかざすと文字が浮かびあがってきた。これが俺の能力らしい。


名前:レイ

スキル:なし

適正職業:【天術師】【剣士】【精霊術師】


「おお、適正職業は三つか」


浮かび上がってきた文字によると現在俺がなれる職業は三つ。


俺はそれぞれについてよくわかってないので受付のおっちゃんに各職業について説てもらった。


一つは【天術師】。

クシンが就いている職業で、天術関連に長けている職業らしい。戦闘では後衛となる。


二つ目が【剣士】。

その名の通り剣を扱いに長けた職業だ。バンは剣士の上位職である【大剣士】に就いているらしい。戦闘ではもちろん前衛だ。


そして三つ目の【精霊術師】。これがまた特殊な職業らしい。

メリットとしては『魔法が使える』ということ。精霊術師は精霊を通じて魔法が使える。天術の上位である魔法が使える、戦力としては相当強力だろう。だがしかし、この職業のデメリットはその【精霊】なのだ。

精霊は【精霊の大洞窟】という場所にしか存在しておらず、そこに行かなければ精霊術師の本質、『精霊を通じて魔法がつかえる』というのが発揮できない点。

もう一つは仮に【精霊の大洞窟】に行ったとしても精霊と【契約】できなければ魔法が使えないという点だ。

その精霊というのが気まぐれで気に入った人間しか契約してくれないらしいのだ。

いわゆる天気屋である。


「そういうわけだから就くなら剣士か天術師が妥当だろうな」

「だってよ、レイ。どれにする?」

「…ふむ」


さて、どれを選ぶかなー。

どれをやりたいか、と言われると剣士をやってみたい。前衛で剣を振ってみたいのだ。


でも…それ以上に【精霊術師】が気になる。

特に理由はない。別にやりたいと思ってるとかそういうのではない。

だが、何故かすごく気になっている。何か言葉にできない魅力を感じる。まるで…なんだろうか。本当に言葉にできない。ただ、とてつもない魅力だけを俺は感じ続けていた。


そして、決めた。

俺は…!!



「俺は精霊術師に就きます」



俺は精霊術師に就くと決めた。


誤字脱字報告、感想お待ちしています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

受付のおっさんの名前を募集します。

感想に書き込んでください。お願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ