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ロスト・メモリー  作者: 黒草さくら
#2 新たな同類と磨く技術は
14/27

三人目

いわゆる二章のプロローグです。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜


※6/4 大編集を実施


ここは日本のとある山奥。



「…ラァッ!!」



そして掛け声と共に強大な崖を登る男が一人。

反り立つ壁を腕と脚の力だけでスイスイ登っていく。


とても危険な行為だが…その分安全面には手を抜かない。


彼が付けている命綱は太い。

これでもか、というぐらいの太さである。

某毛利の矢並の太さである。


この男、安全のためには財を惜しまないタイプなのである。



(…くっ、ここのはしんどいな)



実はこの男、趣味として全国各地の崖でこういったことをしているのだ。

大変危険極まりない趣味である。


(けど、それがいい!!)


しかしこの男、そういった危険も大好きなタイプでもある。


いわゆる 【リスクホリッカー】 とでもいうべきか…。


つまるところ、彼は【ボロボロの石橋叩いて渡る】性格なのである。






…だがそれは【自身のことだけ】の話である。



………そして命綱の近くに潜む男が一人。


そしてその手には、大きなノコギリ。





そして両者がそれに気づく。


(…? なんだアイツ?)


(さぁ。ここで死んでもらおうか…)


そしてそのノコギリで綱を切断する…


(あー、俺死んだな)


実にあっさりと彼は落下した。


そして死んだ。











…ハズだった。









ーーーーーーーーーーーーーーー



(…う、ここは…?)


そこは暗い暗いどこか。目立った明かりもなければ誰かがいるわけでもない。

ただただ暗い。

その男は状況を確認しようとして…気づいた。



「俺は…誰だ?」



彼もまた記憶喪失となったのである。



そして彼今は…


精霊の大洞窟(ハジマリノバショ)】にいるのだった。





運命の悪戯か、それとも別の何かか…



いずれにせよ特に詳しく名のない世界に記憶喪失の人間が三人そろった。



この三人がいずれこの世界の歯車を狂わすことになるとは、この世界の創世神ですら

知り得ることではなかったのであった。


一時間後に更にもう一話投稿します。

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