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ロスト・メモリー  作者: 黒草さくら
#1 目覚めてからとその場所は
10/27

起死回生

新年二回目。


〜〜〜〜〜〜〜〜


※5/16 大編集を実施


「おいおい、それは…」

「それってただの賭けな気がするんだけど」


石像との勝負中に突然頭に浮かんできた誰かの言葉。

その言葉から得たヒントを手掛かりに思いついたアイデアをみんなに言ってみたのだが…。

なんかだいぶ無茶してるみたいだ。


「いいよ、それを試してみる価値はある」

「クシン?!」

「…理由はなんだ?」

「今回、精霊の洞窟に来たのはレイの為だ。レイの考えた作戦でやるのが妥当だろ?」


クシンにそう言ってもらえるとありがたい。

それこそ自信がわくってもんだ。


「よし、みんな頼む!!」

「しゃーねぇな!!」

「え、あの僕の意見は?!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



『…何話してやがるんだ』


ついさっきやってきた奴らはいきなり集まって何か話し合っている。

…しかし、俺も驚いたぜ。なんせ精霊術師がくるなんて数十年ぶりだからな。

更に驚いたのはその精霊術師が初心者らしき奴だったことだなー。

本人も言ってたし成り立てかな。

他の精霊が私が試すとかどうのこうの言ってたが実力行使で俺が出てきてやった。

こんな面白そうなこと逃すわけにはいかねぇからな。

戦いになってからは前衛の格闘士と剣士がうっとおしいかった魔術と魔法で牽制したんだが…。

それからだなぁ…、こうなったのは。


「待たせたな」


おっ、やっと終わったらしい。


『なんだよ、まちくたびれたぜ』

「そりゃ悪かった。あんたが強すぎるんだよ」

『だろうな、俺超強いし』

「自信過剰にも程があるだろ…」


いや、俺は超強いから。事実だから。

まぁ、いいか。これ試練だし。


『さぁ、来いよクソガキ!!』

「よし、行くぞ!!」


よっしゃ、こいや!!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「いくぞ、バン!!」

「やけくそだー!!」


戦いが再開されると同時にバンとフアイが石像に襲いかかる。


『はっ、きかねえな!!』


が、全く効いてない様子。当たり前っちゃ当たり前だ。

…でも、それでいい。


「《ウォーター・ジャベリン・ロット・シュート》!!」


更にクシンの天術も石像に攻撃を加えていく。

しかし、


『水か?!が、おしいな。それだけじゃ俺は倒せないぜ!!』


しかし、それも効いていない。

…けれど、それでいい。

こっちの本命はこの《魔術(・・)》だ。

思い出せ、この魔術の詠唱は…


(『炎よ、我に応えよ』)

「《炎よ、我に応えよ》」


俺が詠唱をする間も三人は攻撃の手をゆるめない。


(『応えるならば我を阻みし障害を燃やせ』)

「《応えるならば我を阻みし障害を燃やせ》」


『あ?!おまっ、この野郎!!』

「行かせねぇよ!!」

『チィッ!』


向こうがこちらに気づいたようだがもう遅い。

あとはコレをぶっ放すだけ!!


(『シュートオブファイア!!』)

「《シュートオブファイア》!!」


そして強大な火線が石像に襲いかかる!!


『のわぁ?!』

「よしっ、あたっ……」


俺を襲ってきたのは唐突な眠気。

立っていられなくなる。


(そりゃそうだな、魔術使ったんだし)


頭では理解していても実際はこんなもんなのかよ。

あ…もう無理。


「三人とも、あとは…まかせ…た…」


そうして俺は抗うことのできない眠気に身をまかせた。


活動報告欄にて質問箱を行っていますので質問がある方は是非お願いします。

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