*** 記念小話 首輪(チョーカー) ***
すごい!!
10月9日11時現在、2008件です。
皆様ありがとうございます!!
御礼小話です。お約束ですがwなネタです。
カールが私の首輪を気にしている。
「これ、はずれるのか?」
「どうだろうね。私の力の制御を助けてくれるって言ってたから、はずさないほうがいいんじゃないかな」
せっかく落ち着いたのに、また猫になったり人になったりしたら困る。
「家の中なら大丈夫じゃないか? ちょっとはずしてみるか」
「そうかなぁ」
自分でははずせそうにないので、カールが私の後ろに回って留め金に手をかけた。
ぱちんと音がして、首輪がはずれた。
「どうだ?」
「うーん、大丈・・・・夫・・・・あぅっ」
ぐるっと胃の中をかきまわされるような感覚がした。
身体が熱いのに、冷や汗が出てくる。
「カール・・・! だめっ、首輪つけてっ」
ぱちんとはめられると、すっと気分が落ち着いた。
よかった。姿も人のままだった。
「もうっ、カール、やっぱりはずすのはだめね」
「・・・・ああ・・・!」
「? カール?」
呼吸を整えて後ろを振り向くと、鼻を押さえてうずくまるカールがいた。
ぽたぽたと床に鮮血が垂れている。
「・・・また? 今度はどうして・・」
鼻血を拭いたカールは、黙って鏡を差し出してきた。
「なあに? ・・・・・・・きゃ!」
な、な、な、なにこれ!
「耳だな」
「いやああああ!」
鏡の中の私には、白い猫耳がついていた。
もしかして・・・こっちも?
カールも同じことを考えたらしく、私よりも先に服の裾に手を伸ばしていた。
「あんっ、そこつかんじゃだめっ」
尻尾の根元をきゅっとつかまれて、腰が砕けた。
「どこから生えてるんだ?」
「やだっ、見ないで! んっ、あんっ」
カールの膝の上で、あっという間に裸にされる。
おしりをつるんとむかれて、そこについた尻尾の根元から先までしゅるんと撫でられた。
ぞくりと背筋が震える。
「うん、いい。すごくいい。しばらくこのままでいてくれ」
さらにカールは、フリフリのレースがついたエプロンを取り出した。
いつのまにこんなもの!
「服、返して」
「これで」
「服着てからでしょ?」
「着たら尻尾が見えないじゃないか」
「・・・エプロンだけ?」
「だけ」
期待に満ちた目で見つめられて断りきれず、お昼ごはんを作る間だけ我慢することにした。
裸にエプロンって・・・いろいろなところがすぅすぅして落ち着かないんだけど!
「いい眺めだなぁ。その耳とか尻尾とかは出し入れできるのか?」
台所に持ってきた椅子に反対向きに座って、背もたれに肘をつきながらカールは私がごはんを作るのを見ている。
「出し入れ?」
あ、そうか。
変化の要領で、仕舞えばよかったんだ。
ん、と念じたら、ぴょこんと引っ込んで元通りになった。
「あああ」
「なんだ、はじめからこうすればよかったんだわ」
「なんてことを!」
「こんな耳や尻尾をつけてたら、生活できないじゃない」
「うぅ・・・じゃぁ耳はなくてもいいか」
「え、何? やんっ、どこ触って・・・」
「見てたら我慢できなくなった。隙間から見えるここがたまらない」
「あっ、あぁんっ、あぁ・・・!」
耳や尻尾なんて、関係なかったみたい。
お昼ごはんの前に、私がおいしくいただかれてしまった。
「仕舞えるってことはだな」
「出さないよ」
「・・・まだ何も言ってないが」
「出しません」
自分で出す気がなくても、首輪をはずされたら出ちゃうかもしれない。
留め金に鍵が必要だ。
今度エメさんに会ったときに頼もう、と誓ったルゥだった。
R15ってどこまでですか?(笑)
猫耳・しっぽ&裸エプロン。
カール、やりたい放題ですwww