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白猫の恋わずらい  作者: みきまろ
第4部
47/100

*** 記念小話 首輪(チョーカー) ***

すごい!!

10月9日11時現在、2008件です。

皆様ありがとうございます!!

御礼小話です。お約束ですがwなネタです。

カールが私の首輪チョーカーを気にしている。


「これ、はずれるのか?」


「どうだろうね。私の力の制御を助けてくれるって言ってたから、はずさないほうがいいんじゃないかな」


せっかく落ち着いたのに、また猫になったり人になったりしたら困る。


「家の中なら大丈夫じゃないか? ちょっとはずしてみるか」


「そうかなぁ」


自分でははずせそうにないので、カールが私の後ろに回って留め金に手をかけた。

ぱちんと音がして、首輪チョーカーがはずれた。


「どうだ?」


「うーん、大丈・・・・夫・・・・あぅっ」


ぐるっと胃の中をかきまわされるような感覚がした。

身体が熱いのに、冷や汗が出てくる。


「カール・・・! だめっ、首輪チョーカーつけてっ」


ぱちんとはめられると、すっと気分が落ち着いた。

よかった。姿も人のままだった。


「もうっ、カール、やっぱりはずすのはだめね」


「・・・・ああ・・・!」


「? カール?」


呼吸を整えて後ろを振り向くと、鼻を押さえてうずくまるカールがいた。

ぽたぽたと床に鮮血が垂れている。


「・・・また? 今度はどうして・・」


鼻血を拭いたカールは、黙って鏡を差し出してきた。


「なあに? ・・・・・・・きゃ!」


な、な、な、なにこれ!


「耳だな」


「いやああああ!」


鏡の中の私には、白い猫耳がついていた。

もしかして・・・こっちも?

カールも同じことを考えたらしく、私よりも先に服の裾に手を伸ばしていた。


「あんっ、そこつかんじゃだめっ」


尻尾の根元をきゅっとつかまれて、腰が砕けた。


「どこから生えてるんだ?」


「やだっ、見ないで! んっ、あんっ」


カールの膝の上で、あっという間に裸にされる。

おしりをつるんとむかれて、そこについた尻尾の根元から先までしゅるんと撫でられた。

ぞくりと背筋が震える。


「うん、いい。すごくいい。しばらくこのままでいてくれ」


さらにカールは、フリフリのレースがついたエプロンを取り出した。

いつのまにこんなもの!


「服、返して」


「これで」


「服着てからでしょ?」


「着たら尻尾が見えないじゃないか」


「・・・エプロンだけ?」


「だけ」


期待に満ちた目で見つめられて断りきれず、お昼ごはんを作る間だけ我慢することにした。

裸にエプロンって・・・いろいろなところがすぅすぅして落ち着かないんだけど!


「いい眺めだなぁ。その耳とか尻尾とかは出し入れできるのか?」


台所に持ってきた椅子に反対向きに座って、背もたれに肘をつきながらカールは私がごはんを作るのを見ている。


「出し入れ?」


あ、そうか。

変化の要領で、仕舞えばよかったんだ。

ん、と念じたら、ぴょこんと引っ込んで元通りになった。


「あああ」


「なんだ、はじめからこうすればよかったんだわ」


「なんてことを!」


「こんな耳や尻尾をつけてたら、生活できないじゃない」


「うぅ・・・じゃぁ耳はなくてもいいか」


「え、何? やんっ、どこ触って・・・」


「見てたら我慢できなくなった。隙間から見えるここがたまらない」


「あっ、あぁんっ、あぁ・・・!」


耳や尻尾なんて、関係なかったみたい。

お昼ごはんの前に、私がおいしくいただかれてしまった。




「仕舞えるってことはだな」


「出さないよ」


「・・・まだ何も言ってないが」


「出しません」


自分で出す気がなくても、首輪チョーカーをはずされたら出ちゃうかもしれない。

留め金に鍵が必要だ。


今度エメさんに会ったときに頼もう、と誓ったルゥだった。





R15ってどこまでですか?(笑)

猫耳・しっぽ&裸エプロン。

カール、やりたい放題ですwww

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