炎の魔法少女 1-5 魔獣襲来
模擬戦をしたあの日より3日は、たった。あっという間に、これまでの生活は崩れた。すでに多くの国が滅んだ。
―大魔獣ブラッドウルフは群れをなした。魔王ワーロックは、やはり軍だった。邪竜ヴァルフィールは、孤高だ。ヴァルフィールとワーロックは、予想通りだったが、ブラッドウルフが、群れをなしたのは、驚いたな。残った国は、大国の5つだけ。残った都市は、連合国となり、アクアと、俺の方にも、討伐依頼(命令)が来るとは。
『世界連合国軍』 アロマレイズ王国、聖騎士団
スイラン王国、水軍
機械帝国、機械兵団
マギレア国、魔法少女隊
この4か国が、世界連合国軍に加盟している。日の丸は、この加盟に参加したかった。
アロマレイズ王国 アロマニア城会議室にて
「アロマレイズの勇士達よ。今日、皆が、この会合に、参加した事に、まずは礼を。僕の名は、ビリア聖騎士団団長のビリアだ。」
「名乗られたら名乗らなければな。我は、ハレラルト家 主君ハレラルトである。」
「何でも屋のアクアだぜ!」
「今日は、作戦会議を行うために集まってもらった。この国は、大魔獣ブラッドウルフの討伐を任された。僕達は、全力を出しこれに取り組まなければいけない。何か作戦のあるものは、いるか?」
その時、一人の兵が、青ざめた表情で、伝達に来た。
「敵襲!魔獣の群れが攻めて来た模様。負傷者もすでに大勢出ております。団長、我々指示を!」
「全力で迎えうて、王都までには、侵入させるな」
「クソ、もうここまで魔獣どもが。まだ作戦もたてておらんのに。」
「俺は!もう行くんだぜ!前線で戦わないといけないんだぜ!」
魔獣の群れがこのアロマレイズの国に攻めて来た。魔獣の攻撃により、多くの負傷者がでており、苦しい状況の中、魔獣襲撃が、始まった。