自然の魔法少女 2-5 海神竜リバイアサン
―ワーロックの、精神支配を受けリバイアサンは、暴走状態になっている。
だが、ワーロックが、暴走状態に、させるのは、考え難い、きっと、精神支配に抗っていると思う。
それならまだ助けられる。
リバイアサンは、暴風雨を発生させスイレシアを呑み込んだ。スイレンの人々は、ワーロックにより、戦える状況では、無かった。
「遅れたぜ!これはどういうことなんだぜ?!」
「ごめん、遅れた。」
「リバイアサンが、ワーロックの力で、暴走している。気絶させて処置を施せば助かるかもしれない。」
「わかったんだぜ!」
リバイアサンは、水を操り攻撃する、恐ろしいほどの水流が、ケンイチ達を襲ったが、ケンイチは、テレポートで、アクアは、水を弾き、リーフは、風の魔法で、空を飛び、身を守った。
三人は、魔法や斬撃を、くらわせたがリバイアサンが、倒れる様子は、無かった。
「これじゃきりがないんだぜ!」
アクアは、体力の限界を迎え、水流に流された。それを助けようとケンイチは、水の中へ飛び込んでいった。戦えるのは、リーフだけとなった。
「仕方ない、こうなったら、使うしかない。」
水が引き、風は収まり、草木が生え、青空が見えた。
リバイアサンの時が、急激に進み、消えて無くなった。
「劣化地獄」
自然の進みを早める禁断魔法。対象の時間を前に進めることができる。
ケンイチは見た、リーフの力とこの青空を。
―綺麗だ…
結局、リバイアサンを助ける事は出来なかった。