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プロローグ
むかし、まだ神がこの地に居たとされる神代の世に、一人の少女がいました。
妖精に選ばれし少女。
人々は、その少女を『魔法少女』と、呼びました。
少女は、人々のため、世界を周る旅へと行きました。
旅の仲間には、『剣使い』と『戦士』がいました。
その旅の中で、大魔獣ブラッドウルフを倒し、邪竜ヴァルフィールを封印し、魔王ワーロックを消しました。
その後、神と人との戦いが、起こりました。
魔法少女一行もその戦いに参戦し、人の味方として戦いました。
その凄絶なる戦いの末、多くの犠牲を得て、神と人との世界の分離を果たせました。
戦いの終わり、魔法少女一行は、戦士だけ残り、他の二人は、行方不明となりました。
『この地の歴史書 第1節』より
神と人の戦いは、神暦、最後の出来事である、その後の数年は、空白と平和の時とされその後は、魔女暦となったされていた。
それも百年前に終わり、今は、星暦とされている。
現代では、魔法少女のことは、生まれながら少女が持つ、魔法の力のこと、またその少女達の総称とされている。
その少女達と共に戦う少年の話が、この物語だ。